新しい出会いのカタチ # シロクマ文芸部
新しい時代の到来か古い時代への退行か。
今年も含めて年末年始は何かと忙しいものだが、ある意味で一番忙しかったのは郵便局員さんではないだろうか。
年賀状を1軒1軒、配り歩く。気の遠くなる仕事である。しかし、年賀状の販売枚数は年々、減っているという。去年のそれはひと昔前の1/3まで減った。
年賀状の文化が廃れていくのが寂しいと思う一方、そんな僕も毎年、ラインで済ませてしまっている。
年賀状は、一般的に、昔に親しくしていた人や遠い親戚まで幅広い人たちに送る。祖父は筆で手書き