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ゲームレビュー「112 Operator」

最近wikiの更新してないなあと思いつつ、行動には移せない毎日です。
今回もゲームレビューです。

車両・DLC解説の別記事はこちら

注意

このレビューは個人的な意見や偏見、多少の意訳が含まれます。
ご了承ください。



112 Operator

Steam購入ページ☟

開発元による112 Operator説明サイト☟

開発元
Jutsu Games

発売元
Games Operators

リリース日
2020年4月23日

対応プラットフォーム
Microsoft Windows
iOS
Android

ゲーム内容

貴方は「ディスパッチャー」になりました。
貴方の任務は、市民からの緊急通報に対応し、警察・救急・消防の緊急サービスを指示して街の安全を守ること。
いつ何時なにが起こるかわからない都市では、常に何が起きてもいいように準備してい置くことが大事。
貴方が担当する地区での緊急サービスの人員や装備はすべて貴方が準備し、配置しておこう。


このゲームはいわゆるシミュレーション、又はリアルタイムストラテジーというジャンルに入る、没入シミュレーションストラテジーゲーム。
俯瞰視点でマップを見下ろすタイプの画面で、リアルタイムで起こる事件・事故に対し、近くの対応できる警察・救急・消防のユニットを指示し、街の治安と安全を守りましょう。

事案

緊急事案は、いつどこで何が起こるかわかりません。
ひったくりや詐欺といった事件もあれば、強盗や殺人といった事件。
心臓発作や骨折などの怪我、建物火災や崩落といった事故など。
この事案の解決のために向かう緊急サービスのユニットは、すべて貴方が指揮します。
もちろん、事案が起きたらなんでもユニットを向かわせていいわけではありません
ひったくり事件に特殊部隊を向かわせる、森林火災に科学消防隊を向かわせるなどの、起きた事案に合わないユニットだと、効率よく解決できません
また、ユニットを1つの事案に送りすぎると、他の事案が起きても対応できるユニットがいなくなる可能性もあります。
事案が発生したからと言って適当に派遣せず、考えて派遣しましょう。

通報

通報は、貴方にかかってくる緊急通報に対し、通報者に質疑応答をする必要があります。なぜ通報したのか、何が起きているのか、どこで起きたのか、現在も発生しているのかなど、ユニットを派遣するにあたり必要な情報を通報者から聞く必要があります。
しかし、通報には間違い電話やふざけてかけた電話、緊急サービスが必要ない電話もあります。
ですが中には、人質になっていて犯人にばれないように助けを求めに来たり応急手当のやり方や消火器の使い方などを電話越しに伝えるなどのこともしなければなりません。

イベント

通報や事案の中には、たくさんのイベントがあります。
デモ暴動コンサート警備や災害凶悪殺人犯の逮捕飛行機の緊急着陸といった大きな事案があり、ユニット数が足りなくなることもあります。

現場ビュー

現場についたユニットが、誰がどのように対応しているのかを、現場ビューで見ることができます。これにより、容疑者が何人なのか、被害者が何人なのか、どのくらいの大きな火災なのかと言った状況をリアルタイムで見ることができます。
もちろん、ユニットが到着しないと見ることはできません。

探索

行方不明や誘拐などの、指定されたエリアをすべて探索しなければならないこともあります。探索は時間がかかり、ユニットをたくさん送ったり、探索ボーナスがあるユニットを向かわせれば探索を早められます

ユニットのメンバー

ユニットには、解決のための人員を乗せなければいけません。
メンバーはいつでも募集しており、人によって特性があります。
ベテランな人ほど事案の対応が上手く運転が上手い人や、射撃の精度や消防器具の使い方、医療品の使用方法が上手い人がいます。ですが、そのようなメンバーは給料が高くつきます
特性に応じてユニットの人員は、人数も含めバランスよく配置しましょう。

ユニットの車両

メンバーだけでなく、車両にも特性があります。
車両は速度や防御確率、人員の制限などがあり、ユニットのバランスによって指定する車両を変えていかなければいけません。
車両によっては消火ボーナスや探索ボーナスなど、事案に対応するメンバーのブーストをしてくれる車両もあります。
車両の特性や詳細な情報は、別の記事で紹介します。

ユニットのギア

メンバーの持つギアも自分で指定できます。ギアによって効率よくできる事案とできない事案があり、最悪の事態を避けるためにもしっかり用意しなければなりません。
警察なら武器や防弾ベスト、手錠など
救急なら救急バッグや除細動器など
消防なら消火ホースや消火器など
このような基本的なギアもあれば、爆弾処理や化学防護のような特殊ギアもあります。
日を進めるごとに解放されていくギア以外に、自分でギアを構成することもできます
もちろん、ギアも効率が良いほど費用が掛かります

ディスパッチャー

担当地域が増えると、1人だけで管理するのはとても難しくなってきます。
なので、ディスパッチャーを雇い地域を担当させれば、その地域で起きた事案に自動でユニットを向かわせたり、通報内容を要約して伝えてくれます
もちろんディスパッチャーが担当する地域にユニットを配置しないと、自動で送りません。
ディスパッチャーが派遣できるユニットは1つ1つ変えられるので、爆弾処理ユニットや特殊部隊などを派遣させず、自分で派遣したい場合はそのユニットを「ディスパッチャーが利用可能」のチェックを外しましょう


ゲームのいいところ

1.現実の都市で遊べる

マップは、Infection Free Zoneと同じくオリジナルのマップではなく現実の街を舞台にしています。
舞台にしたい都市名や住所を入力し、マップをダウンロードすれば自分の好きな場所を舞台に遊ぶことが可能。OpenStreetMapを利用しており、選んだ国によって人の名前やお金の通貨も変わる。
ただし、田舎は警察署や消防署などが少ないため、難易度が上がる可能性がある。

2.背景音声がリアル

ゲームのロード画面にも書かれていますが、イヤホンやヘッドホンで聞いてみると、背景音声がとてもリアルです。
通報の質疑応答の際に音をよく聞くと、他の人に脅されていたり、通報者が嘘をついていたりなど、通報者のおかれている状況がわかるかもしれません。
天候が悪い日は雨の音が聞こえたりなど、実際のオペレーターに没入してプレイできます

3.日本語対応

このゲームは、元々日本語に対応しないと開発元が発表していましたが、有志の方が日本語化Modを制作してくれたことが影響し、公式で日本語に対応しました。
日本語の精度もよく、誤翻訳なども見られませんでした。
質疑応答などに関しては、日本語でないと難しいので、とてもありがたいですね。

4.DLCの要素

DLCがとても豊富で、新たに施設を追加するような通常プレイを便利にしてくれるものもあれば、ゾンビ出現、パンデミックなどの全く新しいアプローチをしなければならないDLCもあります。
DLCも日本語化されているため、不便さもない。
DLCの詳細も別の記事で紹介します。

5.隠し機能

ゲーム内メールで届きますが、ヘルプ等に表示されない「隠し操作」があります。
一般的には右クリックと左クリックでユニットを動かしますが、隠し操作を使えばまさに「痒い所に手が届く」です。

・ダブルクリック
ユニットを事案に向かわせる以外に、別の場所に移動させる際にダブルクリックをすると、サイレンをつけて向かいます。
事案に直接向かわせる場合は自動的にサイレンを使います。
サイレンを使うと、渋滞や小さい道路などを素早く移動します。

コマンドキュー
ユニットが事案に向かっている際に、別の事案や場所に向かってShiftキーを押しながら右クリックすると、現在の事案が終わり次第、自動的に指示した場所に移動し始めます。
わざわざ自分で指示をしなくても良くなるので、上手く使うと楽です。

複数選択とグループ化
Ctrlキーを押しながら左クリックをドラッグすると、ユニットを複数選択できます。複数選択した状態でキーボードの1~9キーを押すと、選択しているユニットをグループ化でき、指定した数字キーを押すとグループ化したユニットをすぐに選択できます。

待機
ユニットを事案に向かわせる際に、Altキーを押しながら事案を右クリックすれば、ユニットを現場に入れずに待機させることができます。
複数のユニットを選択した場合、最後に派遣された警察チームが到着すると、全ユニットが現場に入ります。

このように隠し操作があります。この操作はゲーム内メールから確認できます。

6.Mod対応

様々なModに対応しており、Modによっては新たな事案や新たな車両、新たなギアを追加したりできます。マップだけでなくゲームのシステムに直接関与するModもあるので、その街でのプレイをより自由に、よりリアルにプレイできます。

7.チート

ゲーム内で「\」キーを押し、コンソールに「EnableCheats」と入力すると、チートを有効にできます。コンソールにコマンドを打つことでチートを使うことができ、所持金を増やしたり車両を開放したりなどのチートを使えます。検証したいときなどに便利です。


ゲームの悪いところ

1.終わりがない

人によっては良いところになりますし、もちろんシナリオやストーリーもあります。ですが基本的に同じことの繰り返しなので、たくさんやればやるほど飽きてきます。
飽きてきたらマップを新しくして別の場所で始めたり、縛りプレイなどをして遊んでみてください。

2.文字が小さい

ゲームのUIの拡大ができず、小さい文字が見ずらい。
そのため見ずらいUIが多々あり、よく見ないと判断できないことがある。
見えない文字がある場合は、少し画面に近づいて見るしかない。


結論

以上となります。総評から言うと
戦略ゲーム好き、没入シミュレーション好き、RTS好きの方にお勧めです。

自分はゲームレビューをする際は、ゲームの良いところと悪いところを挙げていき、数がなるべく同じくらいにするようにしてるのですが、
このゲームの悪いところは絞り出しても2つしか出てきませんでしたw
現時点のSteamでのレビューは4500件を超え、非常に好評を叩き出しています。しかもこのゲーム、インディーゲームなんですよね。
今年で4年目になるこのゲームですが、定期的にハマっちゃう中毒性があるゲームです。

・112 Operator
Steamで現在 ¥ 2,570

・112 OPERATOR + INFECTION FREE ZONE

112 Operatorゲーム本編と、DLC「The Last Duty」、Infection Free Zoneゲーム本編のバンドル。Infection Free Zoneがどのように始まったのか、
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112 OPERATOR - COMPLETE EDITION

112 Operatorゲーム本編と、DLC「112 Operator - The Last Duty」、DLC「112 Operator - Pandemic Outbreak」、DLC「112 Operator - Water Operations」、DLC「112 Operator - Facilities」、DLC「112 Operator - Masks - CHARITY DLC」という、112 Operatorの全DLCと、ゲーム内のBGMがSteamで聞ける「Operator's Soundtrack」が付いたセット。
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オペレーター、街の治安維持と安全は貴方に託された!
通信指令室での健闘を祈る!

ではまた、次のブログで。

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