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【映画で感じた、大人になってしまったんだなと感じた瞬間。】


さて、これは私が成人になってから、
実際に友達に「ねぇねぇ、こう思わない?」と聞いた感情のお話です。

ここでは、そこのあなたに「ねぇねぇ?」
と聞いてみたいと思います。

私は気づいたら、幼い頃から映画が大好きでした。
あの臨場感を感じていたのか定かではなく、ポップコーンが食べられるから、大画面でワーイ!ってなるから、その理由は今ではもう覚えていません。

大学生になり、アマプラ等の映画サブスクが登場し3つ掛け持ちしながら、週5で映画館に通うほど、お酒代の次にお金を使うのが映画でした。ある日、とあるサブスクで公開されていたのが
「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ大帝国」でした。しんちゃん映画の中でも人気上位にランクインする人気作。ほとんどの人が見たことがあるんじゃないでしょうか?
そんな私も、「懐!!!」と思い久しぶりに何気なく見たんです。

見終わったあと、私は何故だか涙が出て脱力しました。

なぜなら、私の記憶の中のモーレツオトナ大帝国とは全く違かったからです。

子どもの頃オトナ帝国を見た時の感想は、「え、大人怖い。なんだこれ。面白いけど!」
東京タワーをしんちゃんが転びながら登るシーンも泣けませんでした。
大人になるまでのオトナ帝国のイメージは「ネギ」です。
しんちゃんがみさえに「腹減ったぞー」というのにネギを投げ捨てたシーンがすごく怖かったのを覚えています。
「何だコレ〜?」
「ネギ。」って笑

しかしながら、大人になってオトナ帝国を見たとき、ネギは全く印象には残りませんでした。

私が思ったのは、「懐かしい匂い、分かる。過去に戻りたい、分かる。とっても分かる、、。」

その瞬間、「ああ、私は大人になったんだな。」
と思った。

大人になるって、"初めて" がどんどん減ってくんです。
それが経験とか思い出になっちゃって、懐かしい出来事に全て変わってしまう。
私は、あのキノコ頭メガネとそれに着いていく寂しげな美女の気持ちが良く分かるようになってしまったんです。
このまま変わらず変わらない世界で生き続けたい。

私はまだ24だし、24しか生きてねぇだろうが!!!
と言われるかも知れないけど、私にとってはもう24年も生きたんです。2020年より前がずっと楽しかった。
みさえやヒロシが昭和の匂いに感化されたように、私は平成が恋しい。理由なんてない。
「あの頃」が恋しい。

でも、これから進化して行く未来を生きるしかない。
もう「大人」だから。昔に戻りたいと思いながらも、自然に適応しながら生きていく。みんなそうでしょう。


「大人」って何か成人で区別する以外に正確なことは知らんけど、なんか大人になったなぁって思う瞬間ってあるよねきっと。



あともうひとつ、「映画 ドラえもん 緑の巨人伝」
私は何だかこの映画が好きだし、キー坊がかわいくて、何よりも主題歌が好きでただそれだけで見てたけど、
これもまた、大人になってから見たら全然違くって、
映画に込められた思いが分かって昔と違う理由で泣きました。
こっちについては深く語らないから、昔見たな〜って人は見てみて。



みんなも是非、昔好きだった映画を今見て見たら面白いかもしれないです。特に今なんか、酒飲みながら友達と見て感想言い合うの、楽しいかもね(笑)


最後に
「ねぇねぇ、この映画超懐かしくない?でも、、なんか昔と感想違くない?」



2023.6.8


帆瑠奏

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