見出し画像

コロナ禍での面会ができない時のコミュニケーションアイデア

Q.家族が入院していますが、コロナ禍で面会が思うようにできなくなりました。

A.入院中の方にとって近しい人の面会は治療の励みになったり、心細さを解消する手段であったりすることが多いですが、コロナの時代、面会制限をされてしまうことが殆どで皆さんご苦労されています。面会にかわる手段がないか考えてみましょう。

まず第一は携帯電話やスマホの活用です。病院(施設)内で使用できる場所は制限されますが、メールやLINE、動画送信もできて会えないときの優秀な代用品になります。

ただ、相手がご高齢だったりすると操作がうまくできず、活用が難しい場合も多いようです。

そのような場合、手紙やハガキといった方法でこちらの気持ちを伝えたり、励ましの言葉を送ったりするのも良いでしょう。

ベッドサイドでいつでも繰り返し読めますから意外にお勧めです。洗濯物などのやりとりで頻繁に出向くけれども会えないといった場合には、看護師さんにちょっと助けてもらって荷物のやりとりと共に互いの連絡をしあう“交換日記”をしてみるのも手です。

差し入れが可能ならば、面会ができなくても寂しさを紛らわせることができそうなものやご本人が好きそうなものを届けるのも喜ばれるでしょう。
 
上記のようなやりとりがなかなか難しく、かつ面会できない間に病状が進んでしまった、あるいは進んでしまいそうなど特に心配がある場合、精神疾患や認知症、ご高齢の方にご心配なことが多いのですが、面会に代わる何か手段がないか病院(施設)に直接相談してみるというのもありだと思います。

会えない期間が長くなっているようなとき、病院(施設)によっては短時間の例外的な面会を許可してくれたり、ガラス戸越しに姿を見させてくれたりする場合があります。

いづれにしても面会ができない期間は患者さんもご家族もつらい時間が続きます。体調の変化などあればこまめに連絡をもらうなどしながら、なんとかこの時期を乗り越えていきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?