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【バイク教習日記22】学生さんの中にオレンジ色のおばさんがポツンと…

50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした記録です。

【2月27日 教習35時間目】 

教習項目 2~8
交通区分、走行ポジション、交差点の通行、安全な速度と車間距離

なかなか予約が取れない!


体調不良やちょっとした登校拒否の時期もあり教習所から足が遠のいていたけれど、「やるぞ!」と気分が上向いて予約を取ろうとすると、都合のいい時間に予約が取れない。

自動車の免許を取る人が増えて自動二輪の予約は取りにくい時期に入ると聞いていたけれど予想以上に予約が取れない。

そんなこんなで気がつけば20日もご無沙汰してしまっていた。
以前長期間休んだ後の復帰戦は「出来なかったらどうしよう…」という不安をよそに体の方は思いの外動きを覚えていたようで、あまりブランクを感じず乗れたので我ながらびっくりしたけれど…今回はどうだろう??

教習所で渋滞が発生する


ロビーや待合室は学生服の高校生でとてもにぎやかだ。
友達同士でわいわい楽しそうに話したり、お弁当やお菓子を食べたりと遠い昔の学生時代に戻ったような感覚になる。

気分は学生時代に浸っているが、そこに異様な光景が出来上がっている。スーパーで売られているシラスに紛れ込んだ小さなカニのように、学生服の中でオレンジのライダージャケットを着てオレンジのヘルメットを抱えたオレンジおばさんがポツンと佇んでいるのだ。

20日ぶりのバイクにドキドキしながら1コースを走る。久しぶりの割には何とかなったような気がする。
繰り返し練習したことは体が覚えているもんだな…えらい!と自画自賛。

相変わらず1速ノロノロ運転だけど…。

いつもすばやいギアチェンジが苦手で1速で走りがちになってしまうが、今日はそれだけが原因ではない!

教習車が多くて教習コースが渋滞している。

直線コースは2速で30キロを出すことになっているけど、車が連なっていてとても30キロ出せない。

狭い教習所のコースで初心者だらけとなると、縁石に乗り上げたり、曲がり角で曲がり切れずヨロヨロと切替したり、あちこちで大変なことになっている。これは事故のお祭り状態だ。

とは言え10代の若人たちは持前の若さで何回か練習すればするっとマスターして颯爽と卒業していくのだろう。

卒業か…。いつのことやら。渋滞待ちしながら遠い目になる。その目線の先に今のところ卒業のゴールテープは見えてこない。

渋滞をかわしながら1コースを走る。コースの途中に各種目が配置されているので、コースを走ると必然的にすべての種目を行うことになる。

本日はスラロームが不調で2回とも失敗してしまう。
スラロームの前は1本橋なので1本橋から降りたら速やかに1速から2速にギアチェンジするのだけど、トロい私はタイミングが上手くつかめずスラロームに突入してしまう。

なんだかな…。の状態で教習を終えると先生から

「次から2コース走るので覚えてきてくださいね」のお言葉

1段階の時と同じくまた補習なんだろうな…と覚悟を決めていたので2コースに進むことにびっくり!

コースもまだうろ覚えだし、波状路はへっぴり腰で安定しないし、1本橋のタイムも全然ダメだし、スラロームは失敗したし、S字の出口でビビりすぎて右折のタイミングを逃すし、ウインカーを出すタイミングもイマイチだし、相変わらずの1速ヨロヨロ運転なのに次に進んでいいのかな?

出来てないことばかりが頭の中にどんどん浮かんできてしまう。

「出来てる感がない」まま流されるように進む感じで、「次に進んだ!」という喜びより不安が大きかったけど、先生が進むと判断したのだから信じよう。次の教習までに2コースを頑張って覚えるぞ!と前向きな気持ちに無理やり切り替えながら家路につきました。

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