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この地域で前例が無かった婚姻手続き☺

私の旦那さん、カリちゃんはキューバ人です。

カリちゃんから、リモートでプロポーズを受けた後、ぽやぽや嬉しい気持ちと共に、「で、この後何をすればいいの?」という素朴な疑問が。
婚約したものの「結婚」って具体的に何をすればいいのかチンプンカンプンでした。

そしてネットで調べたところ…「役所で婚姻届けを出すらしい。」
カリちゃんはアメリカ在住のキューバ人。
私は日本在住の日本人。
「はて?どこの国の役所に婚姻手続きをしに行けばいいのか?(・ω・)」

①アメリカは夫婦二人とも国籍が無く、私はアメリカの住民登録も無し。
②キューバはカリちゃんの国籍がありますが、現在住んでいません。
またキューバで発行された婚姻証明書を今後、日本とアメリカで使用するとなると、毎回翻訳を付けたり不便だな…。…となると、
③日本か?

ということで、日本での入籍の準備を始めました。
役所にまず必要書類の確認の電話をします。
すると役所からの回答が
「この地域でキューバの方と婚姻された方が過去にいない為、必要書類を調べる時間を頂けますか」とのこと。
この地域で初の、キューバ人との婚姻届けを出す人になりました☺

そして後日案内された必要書類は下記でした。
(※それぞれの地域で必要書類が若干異なるようです。)

【カリちゃんが準備する書類】
・独身証明
・国籍証明書(パスポート原本でも可)
・出生証明
・上記それぞれの日本語訳
(日本語訳の書類には翻訳者のサインが必要ですが、サインが入っていなかった為、提出時にその場で「翻訳者:(私の名前)」でサインしました。笑)

【私が準備する書類】
・身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)
・婚姻届

とうとうカリちゃんが初来日し、怒涛の2週間のスタートです✨
(キューバのパスポートはビザなしで日本には入れない為、事前に招へいビザを取得する必要もありました。その手続きについては次回お話しますね)

婚姻届けの保証人は私の日本の両親になってもらい、準備してきた書類を持ってカリちゃんと一緒に役所へ。
書類をチェックしてもらったところ、
「キューバの公的書類についている日本語訳が変ですね」
…秒殺で再提出になりました( ;∀;)

よく読むと、ところどころgoogle翻訳のような文章が。
カリちゃんがアメリカで翻訳会社に依頼した日本訳は明らかに変でした( ;∀;)

カリちゃんが依頼した翻訳会社に翻訳の訂正依頼メールを送りますが、何度訂正してもらっても、日本人の私がしっくりくる言い回しにならず…
仕方なく、
①カリちゃんはスペイン語原文を英語に翻訳
②私は翻訳会社が作成した日本語訳文を英語に翻訳
そうして照らし合わせて夫婦二人で日本語訳文を作成する事にしました。
(こんな時でも、一緒に作業をする時間は楽しかったです☺)

再度役所に書類を持っていき、「この書類で提出してみましょう」とのこと。
…(。´・ω・)ん?「提出してみましょう?」
なんと書類は、提出した役所で「預かり」の状態になり、書類が正式に受理されるかどうかは、法務省の「受理照会」へ出された後、判断されるそうなんです。
正式に受理された後、後日改めて電話連絡を頂けるとのこと。
たしかこの時、3日~1週間ほどかかると言われた気がします。

カリちゃんの日本滞在は2週間。
2人で窓口に行ける時間は限られていて、もしかしたら、今回の日本滞在中に婚姻届けが受理されない可能性も。その場合、改めてカリちゃんが日本に来る必要があるが、カリちゃんもお仕事があるので、婚姻届出リベンジはいつになるのやら…あぁ…またカリちゃんが日本に入国するビザも再度手続きしなくちゃ…
とモヤモヤ不安に思っていましたが、なんと3日後、無事に婚姻届けが正式に受理された旨、役所から連絡がありました☺✨

また余談ですが、国際結婚だと日本人が戸籍筆頭者になり、配偶者を自分の戸籍に加える事になるのですが、私の戸籍にカリちゃんの名前を登録する時、少し戸惑いました。

理由は、カリちゃんの名前が長ーいんです。
「お父さんの苗字・お母さんの苗字・ミドルネーム・ファーストネーム」
という名前構成です。
(日本だと「綾小路 伊集院 さくら 万里子」みたいなものです。長っ(・ω・))
でも、日本の登録用紙上には「苗字・名前」の2つの記入欄のみ。
その為、「苗字」欄に「お父さんの苗字・お母さんの苗字」
「名前」欄に「ミドルネーム・ファーストネーム」
を記入して登録しました。(枠を大きくはみ出して記入)


ハラハラ・ドキドキの中、役所への婚姻届け・結婚式を日本で無事、2週間で終わらせることができました☺✨
(さらっと書きましたが、この2週間でしっかり結婚式も挙げました(・ω・))

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