助産師ファイルvol.2まちの産婆ゆっこさん@東大阪市①
5人の母の助産師マニアみつこと
イラストレーター助産師いくちゃんが
助産師さんを取材して記事にしていきます。
孤育てをしているお母さんたちと
助産師さんが繋がれますように。
素晴らしい助産師さん達を知ってください。
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助産師さんからのメッセージなども
掲載していますので、
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助産師ファイル第2弾は
大阪府東大阪市の
ゆっこ助産院
まちの産婆ゆっこさんです🍀
ーなぜ助産師になろうと思ったんですか？
小学校の時にほとんど過去を覚えてないぐらいハードモードやったので。
自立しなあかん！
とにかく手に職つけてみたい！と思って
小学2 年生の時に看護師になろうって思ってました。
ー2年生で！？なんでそう思ったんですか？
手に職をつけて
自分でそこそこ給料稼いでいかないと
と思ってたから
2 年生の時にはもうすでに
看護師になるって決めてて、
どこかに書いてたんよ。
看護師になりますって。
もちろん小学校の卒業の文集も
看護師になりますって書いてて
ずっと看護師になるっていうのは
思ってたよね。
ーえーすごいですね！
で、高校の時に、看護師になるには
どうやってなるんやろうって思って、
進路決める時にある 1 冊の
職業が書いてある冊子を学校で見つけて。
看護師になるには？って書いている
看護師のページを開いたら
看護学校とか大学とか
色々やり方が書いてあって。
それで、
看護学校か大学でもいいんやけど
その当時はまだ専門学校の方が多かったので
専門学校行こうかなって思って
次のページをめくった時に、
助産師ってなってて。
そのページの中で記憶にあるのは、
開業権があるっていう事。
助産師だけ開業権がある。
ー目の付け所がすごい高校生ですね！笑
看護師になるって決めたのも、
環境的にうちの従兄弟が
お医者さんが多かったんよね。
でも、医者がしたいわけでもないし、
医者にはなれへんなと思って。
じゃあ医療系も好きやし、
看護師いいなと思って
看護師って決めたんやけど、
助産師開業できんの！？！
ってなったわけ。
しかも唯一開業権があるみたいに
書いてあって、
めっちゃかっこいいやん！！
とまず思った。
今の雑誌もそうやけど
この間娘が取寄せてた医療大学の資料にも
やっぱり 90%以上が病院で働いてますって
助産師のページに書いてあって。
でも、私が見たページは、
地域で働いてる助産師さんが載ってたんよ。
助産院っていう拠点があって、
そこから訪問行ってきますみたいな、
自転車持ってやってる写真やったんよね。
それを見て
めっちゃおもろいやん！
そんなことできんの！？と思って。
で、病院とかそういう施設で働くんじゃなくて、 開業した自分の拠点から
お母さんと赤ちゃんに何かするんやって思ったら、
めっちゃおもろいなって思ったのと
やっぱり昔は家で産んでたみたいなのが
多分書いてあったんよね。
女性の一生に関わる仕事みたいなことが、
ちょっと大きめの字で書いてあって。
なんか、めっちゃいい！！
赤ちゃんも可愛いし、
看護師って思ってたけど、
助産師になろうかなって、
そのページを見て思った。
だけど助産師になるルートを見ると、
どっちにしても看護学校なんやなと思って、
看護学校を選んだんよね。
ー看護学校ではどうでしたか？
実習先ではお産を見られへんかったんよね。
でも、助産師になりたいから、
お産見られへんの嫌やなとか思ってて。
でも、産後のお母さんに関わった時に
おっぱいは出てくるけど
子宮はどんどん縮んでいくみたいな
進行性変化と退行性変化を見て
女性の体ってすごい！って
そこで初めて知れたの。
実習に行く前に勉強するけど
初めて触らしてもらったり
日に日におっぱいって
出るようになるんや！っていうのが
目に見えてわかったから、
すごい神秘的やったんよ私の中で。
その関わらせてもらったお母さんが
学生さんやからっていう事で
私に今の感情とか色んなことを話してくれて。
生後 3 日目ぐらいの
体力的にしんどい時の
ご主人に対する思いとか色々話してくれて
すごい面白いなと思って。
お産だけじゃない
いろんな関わりができんねんなって思って。
3 年間一応その課程を終えて、
付属の助産師学校を受験したけど
そこはあかんかった。
内部進学できなかったので。
だから1 年間は看護師で
働きながら、浪人生活をして
翌年に受かって助産師の道を目指す
っていう感じになったんです。
で、当時の実習で4 ・5 日ぐらい
私ともう 1 人の子で
ずっと受け持ちさせてもらった
そのお母さんが、
毎年ずっと年賀状をくれてたんよ、ずっと。
私が開業したのが12 月で、
毎年12 月に周年記念イベントをしてて
去年はお産祭りっていうのをやって。
年賀状のやり取りは途切れてたんやけど、
何年か前に娘が助産師を目指してますって
いう内容が書いてあって
そろそろ娘さんが助産師なってる頃かな？
って思ったから
そこに娘さんと一緒に是非来てください
みたいな手紙を出したんよね。
そしたら、 その人はもう助産師になってて。
ーすごいですね！！
その手紙が
お産祭りが終わってから届いちゃって、
行けなかったんですけど、
またお会いしたいですねっていう話になって
そっから連絡取るようになって
この間会ったんやね。
ほんで、その当時の赤ちゃんやった自分の写真と、
学生やった私らの写真とか持ってきてくれて、
めっちゃ懐かしい写真とか見せてもらって。
お母さんがすごい大事に取ってくれてたみたいで。
ーすごいご縁ですね！
なんかお母さんが、
学生さんや助産師さんに
すごいお世話になったっていう話を、
その娘さんにずっと聞かせてたみたいで。
そしたら娘さんが助産師になるって言って、
助産師になりはって。
その子は今、NICUで働いてるんです
っていう話やってんけど。
ー感動。
お互いがちゃんとご縁を大事にしないと、
途切れちゃうじゃないですか。
ほんとにすごいですね。
そのお母さんは、今でも
あのお産の時はすごい幸せやった
っていう話をしてくれて。
私はただの学生で、
赤ちゃん抱っこして、可愛いな
とかやってただけやけどね。
その当時の介助した助産師さんが
1・2年目の人やったらしくて。
その助産師さんとも最近会ったんです
みたいな話もしてはって。
その助産師さんと
私のお世話になってた助産師さんが
また繋がってたことがわかって。
ーご縁がどんどん繋がりますね！
ご縁を大切にするゆっこさんだからこその
あたたかいエピソードですね。
ほんとにすごいです！
つづく
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
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ゆみ基地の中西由美さん
ありがとうございました❣️
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