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仕事

社会人最初の職場として日々通っていた場所について。

エネルギッシュでパワフルな人が活躍してきた場所。夢のある場所。わくわく、どきどきする場所。

その空気に疲れてしまっていたのは何故なのか。

自分のエネルギーが足りないから。
エネルギーが足りないのについていかなきゃいけない、高みを目指さないといけない、と思い込んでいたから。常に最先端、誰よりも感度を高く、なんて自然じゃない価値観。最先端なことやものやひとは変わるのが自然。追い求めるものじゃない。時代に左右されたとしても、自分の軸で生きてる方がかっこいい。

与えられた場所は、恵まれてると思った。

面白い、五感を刺激してくれる、生活を豊かにしてくれる何か。
お金はあるけど時間に追われて忙しいとき、自分で考える時間すらないとき、ものが満たしてくれるそれは、
自らを腑に落としたいとき、必ずしも(お金を払えば)簡単に手に入れられるものじゃない。

今はお金儲けを一番に考えることができなかった。もちろんそれだけじゃないことはわかっているつもりだけど、求められているレベルが高くて打ちのめされてしまった。期待されるお客様の満足度やお店の売上と自分のスキルが完全に見合っていなかった。それで負けてしまった。
お客様に届くまでの服を一番大切にできないならそこで染まりたくない。私が生きていくのに必要なお金があればいい。そういう気持ちがあったのも嘘じゃない。

結局私が生きていくのに必要なお金は思っていたよりも多いし、服はちゃんと大切に作られていて愛されているから美しい。着る人やそれを見る人を勇気づけられる魅力的な服は、とどのつまり人と人との繋がりや思いやりで作られていて届けられることを学んだ。


出会う人。感度。社会性。
服を知るにはとても恵まれた環境だった。

地道に、地に足をつけて進みたい。

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