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”ライト層”になって感じること

大変ご無沙汰しております。

もうかれこれ3年ぶり投稿です。
以前は戦術ブログ的なものを目指して書いてましたが、かなり間が空いてしまいました。
もし当時の記事を覚えてくださっている方がいると、とてもうれしいです。

さて、久々にPCを打ち始めたわけですが、実はレノファの試合自体もかなりご無沙汰してまして。
一応、DAZNでチェックはしているのですが、スタジアムには年に3,4試合程度しか行けておらず、家でも作業の片手間で見ている程度です。なので、試合の見方的にはもう完全に”ライト層”に戻りつつある感じです。

なので、「その程度の奴がなんか言ってる」くらいの感じで読んでもらえると幸いです。今後はビジネスの側面からの記事も書こうかと思いますが、今回はほんとの「雑感」を書いてみます。

すみません、前置きが長くなりましたが、どうぞ最後まで読んでください。

"レノファらしさ"とは?

今回の記事、結論から言うと”レノファらしさ”というものがブレつつあるなという風に感じています。
厳密に言うとブレてはいないけど、単に試合の中で表現ができないだけなのかもしれませんが…。
観客の足が遠のいているのも、その辺りに要因があるからなのかなとも思ってしまいます。

そもそも”レノファらしさ”に明確な定義はありません。ただ、歴代の監督の言葉やスタイルを鑑みると、「常に前向きのベクトル」「攻撃的」この2つがよく使われる表現であり、これらがレノファらしさなのかなと感じています。
なので、よく言うところのポゼッションだとかカウンターだとか、その辺の話ではなくもう少し抽象的な話になります。

なので、裏を返すとあまり戦術的に詳しくない方でも「らしいのか、らしくないのか」が何となく感覚的にわかりますし、よくSNS上でもこの言葉が使われるように思います。

みなさんは、この”レノファらしさ”が何を持って定義されているとおもいますか?
また、それは今もブレずに表現されていますか?
よかったらコメントで教えて下さい。

2点取られても3点取るサッカー

私自身はこれがレノファらしさだと思っています。先述の前向きで攻撃的を4ミリ程度具体的にしたものです。

これまたよく言われる「維新劇場」呼ばれる試合は大体こんな展開です。
2015年H長野戦、A鳥取戦、2016年Aセレッソ戦、2018年H東京V戦…
ちょっと古い試合を羅列してみましたが、この辺は割と多くの人のなかで挙げられる試合ではないでしょうか?

そしてスコアや展開は大体見出しの通り。

このような試合を観てレノファにハマったという方は多いのではないでしょうか?

ちなみに私の初観戦は2015シーズン第2節のJリーグU22選抜戦の8‐0の試合でした。まあ分かり易く「攻撃的」を表現していたので、見事にはまってしまいました。
単純な得点数だけでなく、点差が空いているのに「まだ攻めるのか…(ドン引き)」となったのと同時に、それが沼の始まりでした。
また、まだレノファの知名度自体が低い時期だったので、一度スタジアムを訪れた人に対して、ある意味「わかりやすく」サッカーの面白さを伝えられていたと思います。

それもあってか、観客数自体もかなり右肩上がりの時期でした。


平均得点”0.91”

これは2023シーズン第11節終了時点のレノファの数字。
複数得点できた試合は第5節の金沢戦のみです。

え?記憶にない?それもそうですよね。だって2‐5で負けてますもん。。。

辛い記憶はさて置き、これが今の現状です。
これだけ見ると”らしさ”のかけらもなくなっているように思えてしまいます。
ここ最近はこの金沢戦しかり、清水戦しかり大量失点の部分がよくSNS上で議論されます。

ただ正直、それ以上に深刻なのはこちらだと思います。
シンプルに2点取られた時点で終戦です。もうこれに慣れ切ってしまっているので、「点が入りそう」とかその辺の感覚が全然ないです。

今年もスタジアムには1回しか行ってないので、現地の雰囲気はわかりませんが、少なくともDAZNで見ている限りは全く気配が無いです。「今日もこのままズルズルいくんやろなぁ」くらいに思ってしまいます。

もっと極論をいうと、この試合を観てまたスタジアムに行きたいなとはなかなかならないのが現実です。

しいて言えば「○○選手が来るから行こうかな」程度なのです。

”ライト層”になってわかったこと

もしかしたら、ここまで読まれて気分が良くない方もいるかもしれません。

「選手は一生懸命やっているのに」「チームはいろいろやっている」と思っている方も多いでしょう。

それも分かります。もちろん、チームや選手に対してのリスペクトは私にもあります。決して批判しようとは思ってないです。

ただ、悲しいことにライト層になった私にとってはこれが現実であり、周りの反応を観ても大体似たような感じです。

レノファがJ2に上がって8年目。良くも悪くも、山口県にJクラブがあることが「当たり前」になりつつあります。
もちろんJ3時代や、それ以前から見られていた方からすると「当たり前」ではないと思います。私もその感覚は大事にしようと努めています。

ただ、それはずっとスタジアムに通っている人の話で、レノファが好きなことが前提です。

これからレノファを好きになってもらいたい人、もう一度レノファをみに来てほしい人にとっては、残念ながらこれが現実なのかなと自分自身がその立場になっていくにつれて、最近感じ始めました。

これを乗り越えなければ、クラブとしての成長は難しいと思います。「よくある地方のJクラブ」になってしまいます。ただでさえ人口が少ない山口県という土地では尚更です。

ただ、ここ最近は、クラブとしてより良くなるための活動が活発化してきたのも確かです。

まだ走りはじめなので、試行錯誤しているところだと思いますが、これがライト層まで届くようになると、またクラブとしての色が出始めて、レノファというチームの”らしさ”が復活あるいは再定義されるはずです。

そしてそれを多くの人が感じ取ることができれば、今は画面越しに空席が目立ち、寂しく見えるスタンドにもまた活気があふれるのではないでしょうか。

私自身ももう一度レノファにハマりたいなと思ってます。
また「早く週末こないかな」と思えるような日々に戻りたいものです。

そんな気持ちを持ちながら、今週もまた作業をしながらDAZNで観戦しようと思います。



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