スポーツ心理学でメンタルコントロールしながら演奏をする
1.ミスを気にしない方法
ドラムを演奏するときにミスをすることは避けられません。しかし、ミスに対して過剰に気を使いすぎると、演奏に集中できず、緊張感やストレスが増える可能性があります。以下の戦略を試してみてください。
自己話示法(self-talk): ミスしたときにネガティブな自己評価をせず、代わりにポジティブな言葉を使って自分を奮い立たせましょう。例えば、「次に頑張ろう!」、「ミスは成長の機会だ」などと自分に言い聞かせることで、自信を取り戻すことができます。
ミスに対する受容: ミスは人間らしいものです。誰もがミスをすることは避けられないので、それを受け入れましょう。特に演奏中はそのまま芋づる式にミスを連発する危険があります。逆にミスをしても、誰も気づかなかったり、音楽的に支障がない場合もありますので、決して自分を責めず、ミスをしても良いのだと受け入れましょう。過度なストレスから解放されれば逆説的にミスはなくなっていきます。
2.譜面のロストに対処する方法
譜面をロストしたときは、一時的にパニックになることがありますが、以下のステップを踏むことで冷静さを保ち、対処することができます。
集中: 深呼吸をしながら、落ち着いて集中力を取り戻しましょう。焦らずに冷静に考えることが大切です。
イメージトレーニング: 前もって譜面をロストすることも念頭においてイメージトレーニングをしておくと良いでしょう。繰り返しのイメージトレーニングによってまず譜面のロストの可能性は下がります。そして、ロストした際の対処もあらかじめ決めておくとよいです。ビートパターンを維持しつつ、小節数の帳尻を合わよう。キメのリズム系だけは揃えようなど考えておきつつ、大事なことは慌てないこと、自分を許すことです。
インプロビゼーション: 譜面をロストしてしまった場合は、即興演奏に切り替えることも考えましょう。自分のアイデアやリズムを自由に表現することで、演奏の流れを取り戻すことができます。
3.完璧主義を棄てる方法
完璧主義は、演奏者にとってプレッシャーやストレスの原因となることがあります。以下のアプローチで完璧主義を克服しましょう。
プロセスを重視: 完璧な演奏を追求するのではなく、プロセスに集中しましょう。自分の成長や楽しみを演奏に注目することで、完璧主義から解放され、より自由な演奏を実現できます。
エラーを許容: ミスやエラーを恐れるのではなく、それらを学びや成長の機会と捉えましょう。失敗から学ぶことで、次の演奏に生かすことができます。
パフォーマンスの喜びを感じる: 完璧な演奏を求めるのではなく、観客が楽しめるよう先ず自分が楽しむよう心がけましょう。演奏中の緊張は観客に伝わりますし、楽しさもまた伝わるのです。
町田Drums Lab.
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