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将来のイメージを考えてもらう営業の仕事

神奈川県の不動産会社の社長様と打ち合わせをおこないました。
お客さんとフラットで継続的な関係を育んでいくことをとても大切にしている会社です。

例えば一度施工した磯子にある何十年来のお客さんが、「家の角に車を擦る人が多くて困ってる」という話を聞けばわざわざ看板を作成して設置してあげたり、知り合いの地主さんが放っておいている空き地が、不法投棄やゴミのたまり場になっていたら整備してあげたりなど。
これらをほぼ手間賃だけで、わざわざ労力をかけて取り組んでいるそうです。

なぜそこまでするのか聞いてみると、純粋にコミュニケーションをとることと、人が好きだから自然とやっているんだそうです。
人が好きだから、その人のことをもっと知りたい、知るためには行動しなければいけない、行動した結果、関係性が生まれる、という好循環ができているのかも、と照れながらお話しされていました。

もちろん会社組織ですので、売り上げは追及しているかと思いますが、平然と集客には興味がないと言ってのける様には衝撃を受けました。
そこにはこれまで取り組まれた実績、人間関係がある上での自信もあるのでしょうが、お人柄も大いに影響しているんだと思います。
他人のために何ができるのか、打算なく考え、行動することが関係性を作る上で大切なんだと改めて感じました。

打ち合わせの終盤、社長に
「最近仕事に追われていて、自分のやりたかったコミュニティ作りとか、場作りを考える時間がなくて正直気持ちが沈んでいたが、今日で視界がクリアになった気がする。
せっかくメディアも作ったことだし、本気で動こうと思った」
とおっしゃっていただきました。

そこまで具体的に提案できたわけではなかったのですが、少しでもきっかけを作れたのかなと思い、帰り道ひっそりと泣きました。


フィロソフィー4
仕事とは人を幸せにし、自分を成長させること

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