ヒア アフター 壊れた心の再生
クリントイーストウッド監督が、死後の世界をテーマに、心に深い傷を負った3人のストーリーを軸に、ささやかな希望を後味として残す映画でした。
バカンス中に、津波に飲み込まれ、臨死体験をした女性ニュースキャスター
霊と会話ができる霊能者としての能力を持ちながら、深く知りすぎる怖さを経験し、その能力に、ある種の憎しみを持つ男
ドラッグ中毒の片親の母を支える双子の兄弟の兄が、交通事故で亡くなり、その深い喪失感で、心を閉ざす少年
この3人の切ないストーリーを軸に進んでいく
胸が痛くなる展開で、息苦しさすら覚える話が淡々と続く
が
残り、数十分あたりから、
3人のストーリーが交わり始め、
柔らかな、温かい、ささやかな希望の風を残し、
さらっと、エンディングを迎える
今、疫病や天災など、自分の力ではどうしようもないことが起こり、絶望的な気分に陥っている人に、ゆっくり見て欲しい