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低空飛行note

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ひきこもり・メンタル系の当事者会〈低空飛行net〉から生まれた書きものサークルです。表現したい、発信したい、そんな何かを載せられるnote。物好きなメンバーが気の向くままに更新中。
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#発達障害

とうふドーナツ -母と私のこと-

私は彼女を母と呼びたい。何が起きても、何かが欠けていても、その関係がいびつなものでも、その人は大切な私の母なのだ。このこじれた関係性に別の俗称がついていても、その呼び方はしたくない。 子供の頃、空が真っ暗になってみんなは家にいるだろう夜時に、母は私を連れて駅前のスーパーに行くことがあった。たまにしかないけれど、定期的に訪れるその時間を好きだったように思う。 母は、もし残っていればほとんど絶対に、お豆腐屋さんが入っている売り場で、”とうふドーナツ” を買ってくれた。 「へへ、

日記:あたま爆発とおしり

たまに「うわーーーなんかあたま爆発しそう!」というときがある。 5月6日夜、今がその時。 この症状に名前はついているのだろうか? 「なんか…あたま爆発しそうでしんどいです。」 と医師に伝えても 「それはつまりどういう状態ですか?」 と聞き返され、 (だから!あたまが爆発しそうな感じの状態です!) と心の中で叫ぶ。 無理やり言葉を変えるならば、「頭が忙しすぎる」ということも出来る。 ただこれも、「それはつまり…(略)」の問答へと向かってしまう。 今診てもらっている医師は、

発達女子とオフィスメイク

私は化粧ができない。 いや、ものすごく頑張ればできなくはないが、ものすごくものすごく頑張ってナチュラルメイク、いわゆるオフィスメイク程度。 そもそも顔の洗顔から苦手で、濡れるのも嫌、洗顔料が目に入って痛い、それを洗い流すのも下手くそで必ず洗い残し&洗面所がベッタベタ。 顔に保湿や化粧水の意味もわからない。ない方がサラッとさっぱりしてて好き。何か付けると肌が重い感じがしてしまう。化粧などしようものなら顔の皮膚が封印されてる感じ。 左右盲もあるから鏡を見ての化粧自体ハードル