過去のソファでくつろぐのも気持ちがいい
楽しかった日
嬉しかった日
落ち着けた日
面白かった日
美味しかった日
アメイジングだった日
素敵だった日のことは
たとえ煌びやかさに欠けていたとしても
よく覚えていて、それだけで特別な日だと思う。
上で並べたように、形容詞的な表現で1日を表現することはすごく簡単だと思う。
だけどそれだけじゃあ、
その日をそんな簡単な言葉一つだけで残してしまうだけじゃあ、
どこか勿体無い気がしている。
そんな特別な日の中に居たあの時間は、
一体どんな感情がこの体を包んでいたのだろう。
日記のように、文字で残していないと案外簡単に感情なんて忘れてしまうのが少し悔しい。
でも、事細かく感情を保存出来ていなくても
"なんか良かった"
と、その一つさえ覚えていれば十分なのかもしれない。
そんなふうに、未来に持っていく程でもない平凡な日々のことを思い出して、ひとり安心することがある。
過去のソファでくつろぐのは、やけに落ち着いて気持ちがいい。
前ばかり見ていたら疲れてしまう。
そんな正直な性格でもいい。
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