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私が発達障害や精神障害についての執筆に拘る理由。

さて、Kindle本第2弾『ふつう』になりなさい、が、12日にKindleで発売される(現在、予約受付中)。

これは、幼稚園時代から、発達障害の症状があったにも関わらず、
27歳まで、そのことを知らずに生きて、
何事も上手く出来ない自分は、悪い人間だ、
という思い込みを、
詩を書くことで、払った、それまでのエッセイだ。

何故、これを出そうと思ったか。

それは、発達障害を見る、世間の目が、
変わったと感じるからだ。

映画『さかなのこ』公開を境にして、
発達障害を、個性として見ようという
風潮が、出来上がりつつある、と感じる。

この映画のモデルは、さかなクン。
今や、テレビに、教授業にと忙しい彼だが、
学校でいじめられた過去がある、という。

とにかく、魚や、そのイラストを描くのに、
夢中。

それが許される環境にいたことが、大きい。
お母様も、とても協力的だったそうだ。

しかし、私がそうだったように、親から、

『ふつう』になりなさい、
しっかりしなさい、

と、言われ続ける日々を過ごす方も
多い。

この映画で、主人公・ミー坊を演じた、
のんさんは、その、素晴らしい演技で、
日本アカデミー賞主演女優賞を獲得した。

それも手伝ってか、先に書いた変化を感じる。

一方、精神障害、特に統合失調症には、
まだ、偏見が根強い。

今、TVで放送中のドラマ『リエゾン』は、
子供の発達障害を専門に診る、
クリニックが舞台だが、
先日、鬱病の父親が出てきた。

この父親が、統合失調症だったら、
どうだろう。

世間の理解が、少しでも進んだかもしれない。

未だに、統合失調症の患者は、
みんな、幻聴に答えている、と
思われているのだ。

そんなことは、決してないし、
私自身、これは幻聴で、自分だけに
聞こえている、と、分かっている。

一部の、重症患者さんは、
そうかもしれないが、
大抵の患者さんは、病気だと言わなければ
分からない。

薬をたくさん飲んでいる、
だから、落ち着いている時間があることは、
認める。

しかし、保険に加入出来ない、
教習所の入所を断られるなど、
そういうことが重なると、
発達障害との差を、思い知る。

思い切って、統合失調症の主人公の
ドラマが出来ないものか。

そう、願ってやまない。

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