見出し画像

夏のオリンピックについて思うこと。

東京オリンピック(以下、五輪)、パラリンピックから、
早くも1年が過ぎた。

ゴタゴタ続きの中で、開催された五輪だが、
まぁまぁ、成功だったのではないか。

と、終わったことをいつまでも、
言いたいのではない。

東京五輪、パラリンピックを観て、

もう、夏に開催するのは、無理ではないか。

そう思った。

それは、暑さ対策として、マラソンを、
急遽、北海道に舞台を移した(結局、北海道も暑かったが)ことからも、伺える。

近年、地球温暖化が進む中で、
真夏にスポーツをするのは、
選手にも、審判、ボランティアなどスタッフにも、
負担が掛かる。

テニスの選手達から、
余りの暑さに、苦情が出たように、
他の競技の選手達も、厳しかったのではないか。

それと、パラリンピックの選手の中には、
自分で、体温調節が出来ない方もいる。

あの、灼熱の中では、
具合が悪くなってしまう選手がいても
おかしくない。

長い歴史の中で、行われてきた、
夏と冬の五輪、パラリンピック。

しかし、
時代の変化と共に、変革の時期にきている。

夏ではなく、春か、秋に開催する。

それくらいの決断をしないと、
特に夏の五輪は、選手の命に関わる。

残念ながら、地球温暖化は、
止まりそうにない。

むしろ、これからは、加速していくだろう。

そうした時、例えば気温38度の中を、
マラソンで走らせるのか、という問題になる。

恐らく、半分以上の選手が、
リタイアするだろう。

それはもう、レースとして成り立たない。

他の競技の選手達も、
体調不良が、続出するだろう。

夏、冬に開催、というのは、
長い歴史の中で行われてきた、
というのは分かる。

しかし、何度も言うが、
選手の命に関わることだ。

五輪、パラリンピックに関わる、
全員の命に関わる。

IOCは、そろそろ、この問題を、
真剣に考えるべきだ。

何か起きてからでは、遅い。

政治によくあるような、
何か起きました、では、こうしましょう、
では、遅いのだ。

屋外だけでなく、屋内の競技でも、
風が入らないよう、窓を閉め切り、
カーテンを閉めてやる場合がある。

これも、かなり暑いはずだ。

私は、この状況で、30年前、
バドミントンをしていたが、
かなり辛かった。

あれから、気温は、確実に上昇しているので、
相当、選手に負担が掛かるはずだ。

IOCにも、JOCにも、
選手の命を守る義務がある。

それには、思い切った、
路線変更、改革が必要だ。

何も、夏開催に、固執することはない。

長い歴史が、と、言っている内に、
何か起こってからでは、遅いのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?