見出し画像

8年前。


40歳の時、沼りに沼った18歳年下の彼。

当時22歳。

頭が良くてかっこよかったのよね。


会うと楽しくて嬉しくて、でも沢山傷ついた。


それでいつのまにか彼の事は時間の流れと共に

忘れていった。


そうすると不思議なもので今も時々連絡が来る。

ずっと会ってないけど年に一回程、

元気にしてる?会いたいな。ってLINE。


単なるブロックされてないかの確認なのかもね。笑



昨日の夜、

「会うなら平日の昼間が楽かな?」

と連絡が来た。


私の子供達は成長してもう就職したよ。

君も会社を興して今では取締役。

アラサーの立派な大人になったね。

結婚はまだしてないのかな?



随分と時間が経ったのに、大学生のあの頃のままの感じで連絡して来るのを懐かしいなと感じてしまう自分が、

なんだか遠くに来てしまったみたいで胸が苦しくなった。


リュックサック一つ背負ってどこにでも行ってしまう彼に憧れていた。

空港の搭乗口で振り返って私に手を振る彼と

あの時のわくわくした気持ちは今でも思い出せるけど


懐かしいなと思う時、もうその頃の自分とは
変わってしまっている事を実感する。


だから、こうやって会わなくても時々連絡くれる彼のことを私はブロックする事が出来ない。


変わっていく毎日の中で、きっと心のどこかで
変わらないものを求めているからなんだろうな。



この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?