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イケオジ召喚。

生まれた時から陽キャ人生を歩んできたような

イケオジが私の前に現れてこう言った。


〝現実にそういう世界はあるからね″


、、、彼の言うそういう世界とは

会った事のないひいおじいちゃんはかなりの
プレイボーイで、

亡くなったおじいちゃんは愛人と奥さんと一緒に住んでて、俺はその愛人にも育てられたりして、

彼ご自身は、奥さんとは夫婦円満。

だけど既婚者の彼女がいて、家借りてあげて良い車与えて、彼女の下の子は実は俺の子供。


そういう世界。

屈託なく笑うその顔には、
微塵も後ろめたさを感じない。

きっと愛がとても大きい人なんだろうな。



私は聞いた。

「なんで既婚の彼女にそこまでしてあげるの?」


彼は

〝ずっと昔から俺のことが好きだったんだって。俺が結婚しててもそれでも良い、一緒にいたいって言ってくれたから。そこまで言われたら男としてはさ、やっぱ責任取らなきゃいけないだろ?″

そう言った。


そして思った。

状況も立場も関係ない。

本気だけが人の心を動かすのだと。


最近なんだか、賢い女とやらにならなきゃなのか?

恋愛って頭使ってするものなの?

みんなそんな疲れることしてるの?

心が動くから好きになるんじゃないの??


などと考えたり自分らしくなかったんだよね。


自分が相手から何かを得て
得をしたいから計算するのってマジで萎え。






にこにこしながら私のお尻を撫でてハグして

〝えーー、帰らなきゃダメ??デートする?″

と、可愛い顔でごねるイケオジに
大切なことを教えてもらった気がする。

いつでも迷った時、誰かが現れて
こうやってちゃんと私に答えをくれるの。

そういう自分を信頼してる。


おじさん嫌いな私だけど、
この人がモテる理由はすごくわかる。


こんなイケオジならお友達になりたいものだよ。

目を覚めさせてくれて、感謝。


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