そんな世界
見るからに、若い。
聞けば22歳。
もうすぐ23になりますと彼は言ったけれど
なんならもっと若く見える。
小柄な身体と可愛らしいお顔は正直私の好みではないけれど、優しそうな丁寧な話し方で安心する。
話しながら口元に手をやった彼の左手薬指には結婚指輪らしきものが、その可愛らしい見た目とミスマッチな感じがして聞いてみた。
〝結婚してるの?″
「はい、18歳の時に。5年目になりますね」
少し驚いて
〝そうなの?お子さんは?″
「2人います。上の子は僕の子じゃないです。結婚した時奥さん他の人の子供妊娠してて」
さらっとなんでもないことのように彼は言った。
なんだろう、、いつも会ってるような若い子とはちょっと違う感じがした。
ベッドの中でも可愛い感じだったけれど
執拗に私を舐めたがるので
「ダメよ」
と、つい言ってしまう。こんな子供みたいな子にそんなことさせるの悪い気がして。
〝舐めるの好きなのに、、″
そう言われてしまうと頭がバグっている最中はすんなり受け入れてしまうものだ。
〝美味しい人のはずっと舐めてられる″
(それはどうも。お世辞でも嬉しいよ)
無毛越しに、私の足の間で奉仕するその子に
心の中でお礼を言ってみた。
事後、私の身体を撫でながら彼は色んな事を話してくれた。
〝奥さんは2つ年上だけど、真面目でつまらなくて。元々もっと年上好きだから″
〝◯◯歳(ちょっとここには書けない年齢)の時付き合ってた元カノは40歳の子持ちの人で彼女の家で暮らしてたの。彼女に好きな人が出来て別れたけど″
〝まだ好きだったから悔しくて当てつけに今の奥さんと結婚したんだ″
衝撃でしょう?
この頃誰とも会う気になれなかった私の目の前に現れたこの青年。
若者が熟女を好きになる世界線。
ちょっとぶっ飛び過ぎてるけど
なんだか夢があるような、そんな世界。
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