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ねぇ どうして すごくすごくスキくれたの? 〜noterさんへの問いと、自問〜

30話ほどアップした中に、
1話だけ「スキ」が多い話がある。
多いといっても40スキちょっとだが、
他の話は10スキちょっとなので、
ありがたい。
ありがたいと同時に、
なぜこの話だけ? と思った。

エッセイ11の、「君はpetit」だ。

犬の話だから?
犬のイラストを載せたから?
タイトルが、松潤ドラマ「君はペット」をもじっているから?

でも他の文章でももじりタイトルは付けているし、
猫の写真でスキは伸びなかった。
数もたくさん打っているのに……。

そもそも私は、
「noteに書いたって、大して読まれちゃいない。拾い読みでスキスキ付けてるだけでしょ」
と思っていた。
なぜなら、別のSNSツールで、
質問を投げかけたのに「いいね」だけで答えは返ってこなかったり、
書籍の情報交換の場のはずなのに、
「いいね」が多いのは食べ物やカフェの写真だったりするから。

そして何より、私自身が拾い読み、拾い見ばかりして、とりあえず目立つ投稿に反応してきたからだ。

自分の出版物を知ってもらいたい気持ち、
また書いているものを認められたい気持ち、
それ由来でなおさら焦りが生じる。
「スキ」や「いいね」をたくさんもらっている人と自分の違いは何?
自分がスキスキいいねいいねしていれば、
返ってくるの?

でもつい最近、見知らぬ2人の人が、
私の本を読みDMをくれた。
その内の1人の人は、
エッセイ11だけ人気がある理由を分析してくれた。
私よりずっと年下の人である。
分析の内容は、ライヴァルでもあるnoterさんには秘密です。

その分析を読んでから、
自分でエッセイ11を読み返した。

単純に、よく書けてるな、と思った。

noteを始めて5週間、
私は早速、本質を見失っていたのだ。

本当に書きたいこと、言いたいこと、
マジでそう思ったり考えたりしたこと、
それらを、衒いなくあざとさなく、
工夫して書くことだ。

だって、伝わっているじゃないか。
読み手にも自分にも。

読者を信じずして、
人の文章を腰を据えて読まずして、
何が物書きだ。
それが50歳の原点。

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