生成AIの企業利用~遅れてはならじと思えど~

東洋経済のこの記事。

Instacartの、
従来のgoogle等による検索エンジンでなく、
自社web内でAIで学習した検索エンジンを持ち、
サイト外に流出することなく、サイトに登録している店に
買いに行かせる仕組み。
例えばバーベキューの食材、
と打てば、Instacart登録のスーパーの結果のみヒットする。

ウェンディーズの、
ドライブスルーを、訓練したAIにチャットで行わせる仕組み。
社内用語も理解する。

どちらも素晴らしい生成AI活用法である。

じゃあ、あなたの会社でも。

と、薦められた場合、大概が、

「えーっと、便利なん、ですよね、それはわかるんですが」

となる

もちろん、すぐに、「じゃあ、うちのこのプロセス改善に!」
になるAI推進担当者もいる。
もちろん、「うちの社ならではの用語の学習させてよ」
と技術者に指示もできる担当者もいる。
理論上はコンサルタント、技術者がいなくても
生成AIの企業利用は進む。

という事なのだが・・・

やっぱりコンサルタントが入った大企業と
一部のベンチャーが前を歩いている感が強いですねえ。

やれることが多いので、「どれに、この技術を!」が
フワッとするんでしょうね。

IT企業でAI推進のお手伝いをしている私ですら、
「えーっと、便利なん、ですよね、それはわかるんですが」
この顔を何度見たことだろう!

なので、コンサルを入れるのも一つの手だと思います。
それか、自社のプロセスを全部書き出せば、
AIで自動化できないものの方が少ないと考えて頂いて間違いないです。

と、大事なことは、こうしている内にライバル会社は着実に
AIによる効率化を進めているという事です。

個人的にはもっと、「じゃあ、AIの訓練に使わせた私の作成したコードへの対価を払って欲しい」とか、「企業はAIで代替した分の法人税を支払って、労働者に再分配すべきだ」とかの話を先に進めんとと思っております。
ただ効率化だけ進めると、ものを作っても、サービスを作っても、先に消費者が消えてなくなります。
切実。


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