八木皓平

理系研究職。音楽批評家。ラグビー愛好家。連絡先はこちら。お気軽にご連絡ください。→ l…

八木皓平

理系研究職。音楽批評家。ラグビー愛好家。連絡先はこちら。お気軽にご連絡ください。→ lovesydbarrett80@gmail.com

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Guide to Indie Classical~インディー・クラシック入門のための記事紹介と、関連作品のリリース情報~

このたび、『Jazz The New Chapter Records』からライナー付きの国内盤としてダーシー・ジェームス・アーギュー『インファナル・マシーンズ』『ブルックリン・バビロン』『…

八木皓平
7年前
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シンセ・ファンクと現代ジャズの邂逅、ノスタルジーと即興性のバランス~ロバート・グラスパー・エクスペリメント『アートサイエ…

現代ジャズの旗手であるロバート・グラスパーという音楽家の作品はいつも、どこまでが直観的で、どこまでがコンセプチュアルなのかわかりかねる部分がある。むろん、その両…

八木皓平
7年前
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「Jazz The New Chapter 2」拾い読み

2014年も、音楽はとても豊かでした。その中でもとりわけ活気があったのは、やはりジャズということになるでしょうか。そして、そのシーンの現状をいち早く(おそらく世界…

八木皓平
9年前
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Guide to Indie Classical~インディー・クラシック入門のための記事紹介と、関連作品のリリース情報~

Guide to Indie Classical~インディー・クラシック入門のための記事紹介と、関連作品のリリース情報~

このたび、『Jazz The New Chapter Records』からライナー付きの国内盤としてダーシー・ジェームス・アーギュー『インファナル・マシーンズ』『ブルックリン・バビロン』『リアル・エネミーズ』、フィネガン・シャナハン『トゥー・ハーヴス』、ダニエル・ウォール『ホログラフィック』が、

http://diskunion.net/jazz/ct/news/article/1/64210

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シンセ・ファンクと現代ジャズの邂逅、ノスタルジーと即興性のバランス~ロバート・グラスパー・エクスペリメント『アートサイエンス』~

シンセ・ファンクと現代ジャズの邂逅、ノスタルジーと即興性のバランス~ロバート・グラスパー・エクスペリメント『アートサイエンス』~

現代ジャズの旗手であるロバート・グラスパーという音楽家の作品はいつも、どこまでが直観的で、どこまでがコンセプチュアルなのかわかりかねる部分がある。むろん、その両者が混在するのが創作というもので、はっきりとした境界線はめったに見えてこないものだ。しかし彼の場合は、その境界線があまりにもおぼろげなように思える。

だから本作『アートサイエンス』が、デイム・ファンクが先陣を切ったシンセ・ファンク・リヴァ

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「Jazz The New Chapter 2」拾い読み

「Jazz The New Chapter 2」拾い読み



2014年も、音楽はとても豊かでした。その中でもとりわけ活気があったのは、やはりジャズということになるでしょうか。そして、そのシーンの現状をいち早く(おそらく世界で最も早く)、捉えたムックが「Jazz The New Chapter」シリーズ(今の時点では「1」「2」の2冊がリリースされています)であることは間違いないでしょう。このnote記事は、ぼくが「Jazz The New Chapte

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