見出し画像

ニュースつぶやき:「閲覧注意?新感覚昆虫食『まゆ刺し』」

 スポーツ大会という、わたくしとは縁遠いイベントを目にすると途端に疎外感を感じます……哀れ、No体力ガリもやし。


 ごきげんいかがでしょうか、引き続きお嬢様月間のわたくしです。



 からだづくりには良質な栄養源が不可欠!そこでこの話題ですわ!



 昆虫食は、すぐれた栄養価、飼育にかかる環境負荷の小ささ、食べた植物のエネルギーを体質量に変換する二次生産効率の高さ(平均40%。魚類は平均10%、恒温動物は1〜3%)、宇宙開発でも現地で生産することが可能など、次世代の動物性タンパク源として大注目されております。我が国でもハチの子やイナゴの佃煮などが知られていますね。

 しかし!「まゆ刺し」とは初耳です。

 サナギになったカイコではなく、生糸をとるカイコのまゆそのものを食すというのです。しかも調理法は茹でるだけ。あれ?生糸をとるのにも茹でるという工程があったような気がしますけど……そのまま食べたら口の中でシルク質がもそもそするのでは?

 が、どうやら事情は異なるようです。

 ふだん、わたくしたちがシルクの原料として知るカイコのまゆは、主にフィブロインとセリシンという2つのたんぱく質からなります。フィブロインが絹糸の元になる繊維質のたんぱく質、セリシンがそのまわりを覆う粘着性を持つたんぱく質です。セリシンは、古くは製糸工場で働く女工さんたちの手がきれいであることから人肌への効能が研究され始め、今日では化粧品の成分のひとつにもなっていますわ。


※参考
 上智製薬HP


 ふつうに絹糸をとる用のまゆは、フィブロインが70%〜75%、セリシンが25%〜30%の組成となっているそうです。しかし、くだんのまゆ刺しに使われるまゆは、実にセリシンが95.5%!糸成分どこへ行きましたの?!
 この特別なまゆを用いることによって、茹でたときにもちもちした、イカのような、クラゲのような食感を生み出しているとのことですわ。ほのかに桑の葉が香るということですけれども、どうでしょうか。

 調べてみると、カイコのまゆはセリシンのみならず、シルクの元になるフィブロインもまた、食品としての機能が研究されてきた歴史がありました。


※参考
 東京農業大学HP

 ある程度掘り下げてみないとわからないことばかり……これだから、ニュースにアンテナを立てるのはやめられないのですわ!




サポートしていただくと私の取材頻度が上がり、行動範囲が広がります!より多彩で精度の高いクリエイションができるようになります!