アートで楽しむ!マジック:ザ ギャザリング 神河:輝ける世界 土地編
※本記事の動画、画像はすべてウィザーズ・オブ・ザ・コースト社ウェブサイトより引用しております
2022年2月18日に発売されるMagic:The Gatheringの新セット、「神河:輝ける世界」の全カードが先日出揃いました。今回の舞台は日本をモチーフにした次元、神河。初出は2004年のセット「神河物語」で、実に18年近くを経ての再訪となります。しかも作中世界ではなんとあの頃から1200年が経過、自然と神が息づく戦国時代のようだった世界観は、和風+サイバーパンクという予想外の方向へ変化をとげました!
絵柄はさきほども申し上げましたように和風+サイバーパンク、それも外国人がイメージする日本みたいなツッコミどころ満載のもの。それでもアートワークからは日本の伝統文化をオマージュする精神が感じられたりして見ていて楽しいものが多いので、一見の価値ありです!
今回は日本人アーティストを起用した、浮世絵風の基本土地5種類10枚をご紹介します!
絵師のEZOIさんは和のテイストをふんだんに取り入れた美青年・美少年のイラストを多く手掛けている方です。他の作品を拝見する限り、この「森」はかなり印象の違う絵に仕上がっていますね。
絵師の中島綾美さんは静謐な空気感をかもしだす植物のモチーフや、神聖性を感じる色使いを見せてくれる方です。風景画のイメージはあまりありませんけど、新たな一面ということでしょう。
絵師の七原しえさんは緻密な描き込みが特徴的な和風イラストを多く描かれています。抑えめな色調と沼には珍しい赤い色合いが目を引きます。赤ちょうちん。行きたい。
絵師のアオジマイコさんはシンプルで大胆な色使いが印象に残る作品が多いです。その力の発生源の背後には確かな日本画の息吹を感じられますね。
絵師のアマヤギ堂さんは伝統的な日本画のイズムを継承するような画面が特徴です。滝しかり田園風景しかり、おそらく得意とするモチーフなのではないでしょうか。
絵師のともひとさんは他のトレーディングカードゲームでもおなじみの方ですね。あまり風景画を描くイメージはありませんでしたけど、屏風絵のような見ごたえがあります。
こうしてならべてみるとなかなか壮観ですね!これらの土地から出てくる魔素なら、たしかに和の香りがするかも。
もちろん本物の浮世絵や日本画とは違うものですけれども、多くの人がこれを機に、浮世絵や日本画をはじめ日本の伝統文化に慣れ親しんでくれたら、アートレビュアーとしても、カードコレクターとしても、こんなにうれしいことはありません。ゲームでもアニメでも、入り口はどこでもいいんです!( ╹▽╹ )
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