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ニュースつぶやき:「マルハラ」

 最近の若者は句点「。」に恐怖するという話。

 SNSやラインでのやり取りで、メッセージのあとに句点をつけると、恐怖心や威圧感を覚える若者が増えているとかなんとか。
 まあ、ネタが無くなってきたマナー講師みたいなのが創造クリエイトしたトンチキ説だとは思いますのでそれはどうでもいいです。

 でも、文末をどうするかは、わたくしも気にしているのは確かですわ。文字は便利な道具ではありますけども、感情やニュアンスを細かく伝えようとすると途端に技術とセンスが必要になる、上級者向けのツールに変貌いたします。

 わたくしは特に人さまの投稿にコメントを書くときには語尾に「!」を多用いたします。元気の良さを表したいのもありますけど、楽しい気持ちを表す文の末尾が「。」だと少し寂しい印象があるかもしれない……という思いで使っているのもありますわ。逆に末尾に「。」をつけてコメントする場合は、はしゃぐような内容ではないこと、真剣に向き合っていることを表す場合が多いですわね。この話はまだ続く、という意味を込めて、あえて句読点を付けずに文を切ることもございます。

 あと、数秒の無言を表す末尾として「──」を使うこともあれば、絶句や嘆息、感情の余韻など、どちらかと言うとウエットな機微を残したい時には「……」を使うことも多いですわ。(でもわたくしは「……」が多めなので、少し控えたほうが良いかもしれないと思っておりますの)

 あと、重宝するのが絵文字や顔文字ですわね。簡単に感情を伝えられて、文だけだと攻撃的だったものが、キツめのジョーク程度に和らげることができるので使い勝手は良いです。ただ、ビジネスシーンでは使えないので、絵文字や顔文字に頼り切りでいると、いざという時にうまく日本語を扱うことができなくて詰む、ということもじゅうぶんに考えられますので、普段から絵文字顔文字抜きの文章力を維持しておかなければなりませんわ。

 物書きならば誰しも、自分の手から生み出される文章に誇りとこだわりを持つもの。よそから見て(何もそこまで……)というところまでこだわり、より良い効果を求めて推敲を繰り返すのが、物書きの醍醐味というものです。

「。」が怖い子たちにはどうすればよいか、ですか?
。つけまくって鍛えてさしあげればよろしいのではなくって?(⁠・⁠∀⁠・⁠)



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酎 愛零(ちゅう あいれい)
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