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恋愛市場価値と時間差一夫多妻制

恋愛市場価値の理解を深めると、恋愛市場価値という価値基準は存在しますが、それが実際の生活や恋愛市場においてどのように影響を与えているかについて、具体例などを交えて説明したいと思います。

恋愛市場価値とは、恋愛における個人の持つ価値(バリュー)のことです。これには見た目、年齢、立場、収入など、様々な要素が総合的に踏まえられ、その人がどれだけの市場価値を持っているかを示します。

恋愛市場では、より高い恋愛市場価値を持つ異性をパートナーにすることが目的となります。逆に自分の立場から言えば、自分の恋愛市場価値を高めることができれば、異性から求められる確率も高くなります。

ただし、恋愛市場価値は相対的な評価を行われるものであり、絶対的な価値はありません。あくまでも周りと比較して、相対的に高ければ「モテる人」、低ければ「非モテ」とレッテルが貼られることになります。

この、恋愛市場価値にも働きアリの法則が適用されるという話があります。

働きアリの法則は、集団の中で「働き者のアリ」の割合が一定に決まっていて、「普通に働くアリ」が一定数おり、「全く働かないサボりがちなアリ」がいるというものです。しかし、働くアリや働かないアリをその集団から排除すると、残った集団の中から新たに一番働くアリと一番働かないアリが出てくるというものです。

この割合は諸説ありますが、大体3対4対3くらいの割合になるのではないかと言われています。これが恋愛市場にも適用されるのです。

つまり、ある集団の中で上位の一定割合が「モテ」、下位の一定割合が「非モテ」と認定されます。もし「モテ」に該当する人がその集団から抜けた場合、これまで「普通」とされていた人の中から新たな「モテ」が発生します。

現代の恋愛市場では、結婚する人が減り、生涯未婚率が増えています。

昔は、モテる男性が早めに結婚し、恋愛市場から退場していました。結婚すると、今まで通りいろんな女性と付き合ったりすることはできなくなります。

その結果、「普通」とされていた男性の中から新たな「モテる男性」が生まれ、結婚できていました。これは働きアリの法則が反映された結果です。

しかし、最近はモテる人でも結婚しなくなったり、晩婚化が進んでいます。このため、モテる人が恋愛市場から退場せず、「普通」の男性がモテる男性になる順番が回ってこなくなっています。

ずっとモテる人が恋愛市場から退場してくれないので、いつかは自分の番が回ってくると思っている「普通」の男性には、なかなかチャンスが巡ってきません。

さらに、モテる男性は離婚して再婚する傾向があります。つまり、一旦恋愛市場から退場したはずの人間が戻ってきて、再びモテる男性のポジションを占めてしまうのです。

これは会社で言えば、年配の社員がトップの席を後進に譲らないようなものです。

特に男性は高所得者層がモテ続ける現実があるため、中間層以下の男性は結婚できない状況になっています。恋愛強者と呼ばれるこの高所得者層は、再婚の際に元奥さんより若い女性、特に初婚の女性を選ぶ傾向があります。

つまり、恋愛強者は一旦自分よりも少し若い人や同世代と結婚しても、3年後や5年後には再び1段階年下の女性を恋愛市場から奪っていくのです。

このように、恋愛強者は何度も若い女性と結婚できる一方、中間層以下の男性は結婚にありつけない状況が続いています。この状況は「時間差一夫多妻」と表現されており、非常に秀逸なネーミングだと感じます。

ただし、結婚率低下の原因は男性側だけではありません。女性は上方婚しか選ばない傾向があるため、恋愛強者以外の男性とは結婚したがりません。

恋愛強者の男性がいなくなったら中間層と結婚するかというと、そんなことはありません。むしろ中間層以下の男性と結婚するくらいなら、結婚を選ばないという判断をします。中間層以下の男性と結婚するよりは、恋愛強者の2回目の結婚相手になることを女性は選びがちなのです。

恋愛は相対的なものなので、今いるコミュニティーの中で何らかの価値提供ができ、トップのモテる側に立てれば、チャンスは充分に手にすることができます。しかし、市場全体を俯瞰して考えてみると、このような状況に陥っていることを理解しておくことは、今後の立ち回りにおいて重要です。

参考:「夫年上婚」が8割近くも激減しているのに「年の差婚」が減っているわけではない矛盾(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b418090c356fcc72917fe57e47768b0e7ececcf2

参考:結婚できる高所得層・できない中間層の残酷格差 女性が求める男性の年収と実際の年収の乖離 | ソロモンの時代―結婚しない人々の実像― | 東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/753510

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