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埼玉県の虐待禁止条例案から考えること

「順番が違う!」

SNS上で知りましたが、
ニュースを見た第一印象です。


・外国では当たり前かもしれないけど

「そんなの当たり前でしょ」
アメリカやオーストラリアなど
外国に住んでる方からは
こんな意見も出てきました。

言っていることはわかります。
治安も日本と違うでしょう。

しかし、シッターやナニーなど
体制が日本より整っていますよね?
「子育ては母親が担うもの」という意識が強い日本では、体制が整っていません。

単純に応用できないと感じました。

・影響があるのは家庭だけではない

保護者にだけ課してるわけでないのなら、
学校はどうなるでしょうか。

ニュースの内容を見る限り、
小学3年生までのクラスには、
休み時間見守りの人が
別途必要になるのではないかと考えました。

ただでさえ教員のなり手不足です。
人員配置のための予算を増やすならともかく
その予定もなさそうです。
現場への負担が大きくならないかと疑問です。

まずは人員配置を適正化することが先ではないかと感じました

・支援体制整えられるのか

埼玉県は学童の待機児童が全国2位です。
これは学童に入れない子どもが
全国で2番目に多いことを意味します。

なぜ子どもだけでお留守番という事態が生じるのか。
両親ともに働いているのに、学童に入れなかったり、預かり先がなかったりするため、やむを得ずしてるケースもあるのではないでしょうか。

もし今回条例制定したら、施行が4月。
半年以内で学童を増やしたり、
シッターやナニーなど預かり先を充実したり、
更に学校の教員を増やしたりするなど、
やるべきことがたくさんあります。

単純に「間に合うのか」と疑問に思いました。

・まとめ

結局、今日(10/11)撤回されたそうです。
妥当だと思います。

こちらのニュースを見たら、
埼玉県の市町村長から反発があったそうです。

驚いたのは、各市町村が知らなかったことです。
いきなり言われても動けないですよね。

「子どもを守りたい」という気持ちはわかります。
それなら「どんな仕組みになれば可能か」と
考えてほしいと思います。

今回の件で、地方選挙を甘く見てはいけないと学びました。
「今回の法案に賛成した議員を落としてやる」と言ってた人がいました。

しかし、埼玉県も私が住む福岡県と同様、
無投票のエリアが半分ありました。
選挙権の行使すらできません。

それなら、署名するなり、何かしら意見を出すなりして意思表示しないといけないと考えさせられました。

国の法律はわかりやすいけど、
都道府県単位になるとわかりにくいと感じました。
私自身も西日本新聞を購読してるので
福岡県の動向をなんとか把握している状態です。

これで全国の人たちが、自分の住んでる地域の行政や議会に関心を示すようになることを願います。

以上、ちえでした。
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