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同意はできなかった【1%の本質を最速でつかむ理解力】山口拓朗著

私にはどうしても理解できない考えの人がいます。
「どうしたらこんな思考回路ができるわけ?」と
嫌みの一言でも言いたいくらいです。

基本的には、
「私にはわからないけど、
この人はこういう考えの人なんだ」

相手を否定したり、肯定したりしません。
それでも、嫌みの一言でも言いたくなる人が存在。

その対処法が、
1%の本質を最速でつかむ理解力で見えてきました。


・私がどうしても理解できない人たち

私はジェンダーの問題に関心があります。
新聞の切り抜きをチェックしたら、
ジェンダーに関する記事が多くて驚きました。
例:女性議員の割合、男女の家事の時間など。

「私より若い人やこれから生まれてくる人にとって
生きやすい世界にしたい。
「男だから」「女だから」と言って
「らしさ」を押しつけられるのは息苦しくないか?」

問題意識があるからです。

私がどうしても理解できないのは
「伝統的な家族」を強く主張する人たちです。
それを盾にして
「同性婚」や「選択的夫婦別姓」を頑なに反対。
しかも、国の決定機関に沢山います。

「家族の一体性を損なわれる」が反対派の主張。
この主張を聞いた時に
「私の友人の両親は夫婦同姓だったけど、離婚したよ。
別姓と同姓の夫婦の離婚率を比較して有意差出るの?」と突っ込みたくなりました。

・対立する相手を理解すること

太平洋戦争の時、アメリカには「日本研究」が存在。
当時敵国だった日本を研究するための機関でした。

戦後に『菊と刀(ルース・ベネディクト著)』が出版。

日本人の行動や文化の分析からその背後にある独特な思考や気質を解明、日本人特有の複雑な性格と特徴を鮮やかに浮き彫りにする。

別の本を読んだときに存在を知りましたが、
「戦う相手のことを徹底的に調べていたのか」
驚かされました。
気になっているので、機会を作って読みたいです。

最近、私がどうしても理解できない人たちの考え方が
わかりそうな文献を見つけました。

「古い本だし、この件について話題になっているから、入手が難しいかな?」とダメ元で図書館に相談したら、
手配していただけることになりました。
読了次第、紹介します。

・同意できなくてもいい。

他人を理解することに苦痛や抵抗感を抱く人は、もしかすると「理解」と「同意」をごっちゃにしてるのかもしれません。
相手の意見や価値観に同意しなければいけない、と思っているとしたら、気持ちが重たくなるのは当然です。

1%の本質を最速でつかむ理解力 p312

「同意しなくていいんだ」と思えたら
とても気が楽になりました。

家族や身近な他人へ理解しようって気持ちは大切。
この姿勢は、
自分とは主義主張が全く相容れない人に対しても
効果がありそうと感じました。

中学生の時に、政治に詳しいお兄さんに
「政治って難しい」と話したら
「恋愛と一緒です」と返されたことを思い出しました。
「人が関わっているから確かにそうだ」と納得。

1人1人が相手を理解しようと行動すれば、
少しはもめ事や対立が減ると希望を感じました。

以上、ちえでした。
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