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おめめどうセミナー in 佐賀

最近、自閉症息子たちのために始めた視覚支援。
そのグッズを売ってる会社の社長の講演を
聞きに行きました。

社長は関西に住んでいるため、
なかなか九州で講演を聞く機会がありません。
いい機会だったので出席することにしました。


・耳より目からの方が入りやすい

4月からそれぞれのスケジュールで動いている息子2人。
2人分、それぞれ用意してます。

「これ使いませんか?」と
次男の療育先の先生から
巻き物カレンダーをもらいました。

寝る前に「明日は幼稚園ね」「明日は学校と放課デイに行きます」と見せながら予告してます。

彼らが理解できているかは何とも言えませんが、
「行きたくない」とパニックになることはありません。
事前に予告した方がスムーズに物事が進みそうと感じました。

・「○○したらダメ」と言っていませんか?

「○✕メモ」を書くようになってから
「肯定的に伝えるのは難しい」と気づきました。

「走ったらダメ」
「ウロウロしないで」
これらの言葉はとっさに出てきます。
一方で、「それならどうしたらいいの?」と言われると、なかなか思い浮かびません。

次男の例です。
「帰る時、遊具に寄り道しないでほしい」と幼稚園から言われていました。
「遊ばないで」と言いたくなるけど、
何したらいいかわからないので、こちらの言いたいことが伝わっていないと感じました。

そこで使ったのは「○✕メモ」
「✕」が先に思い浮かぶので、「ウロウロしないで」と書きました。
「どうしてもらえたらいいのか?」と「○」の内容を考えるのに一苦労。

「車まで、私と一緒に向かってくれればいいのか」と気づきました。

おめめどうさんの冊子にあった絵を基に描きました。

この一件で「肯定的に伝えるのは訓練が必要」と実感しました。

・自分で選択できるようになる

今のところ、見せて予告するのが精一杯です。
しかし、社長の奥平綾子さんは、
「自分のことを選ぶ経験は、自分の生活を送るためにも必要」と語りました。

「どうせ言ってもわからないし」と
周りが本人の代わりに選んでしまいがちです。
私もやってしまいそうになります。
この話を聞いて今回「えらぶメモ」を買いました。

余談ですが、
6択以上あると選ぶのが億劫になるそうです。

ジャムの法則というものがありますが、
24種類のジャムを置いた場合と
6種類のジャムを置いた場合で
売上がどう変わるか実験されました。

試食をした人数を見ると「24種類のジャムが置いてある」方が多くなりました。
しかし、「6種類のジャムを置いてある」方が購入率は10倍となりました。

あまりにも種類が多いと、選択疲れをすると実感。
これは彼ら相手にも同じことが言えます。
「最初は2択から始めてください」とアドバイスされました。

・感想

あいてる席に座ったら、
次男の療育先の先生たちが座っていました。
私におめめどうのグッズを勧めてきた
臨床心理士の先生もいました。

他の利用者の作品(?)が展示されていましたが、
「完成度高い!」と驚きました。

「こんな使い方をするのか」とわかれば、
視覚支援をしやすくなると感じました。

あまり徹底できていませんが、
少しずつやってみようと思います。

以上、ちえでした。
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