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フランス視察、本当の問題は何?

「芸能人じゃあるまいし」
これがニュースを聞いたときの印象です。

「今日、こんな会議をしました」など、
事務的な投稿をする議員の方が
まだマシと思ったくらいです。

もしこの写真が、芸能人だったらこんなに炎上することはなかったでしょう。

政治の世界では、インプット→アウトプット→フィードバックのサイクルは使われていないのでしょうか。

その視点でなぜここまで炎上したか考えてみました。


・現地でこそできるインプット

SNSで、こんなことを言っていた人がいました。

「本を読めばすぐわかるような情報を得るために
わざわざ現地に行くのは税金の無駄遣い」

「そりゃそうだ」と共感しました。

同時に
「わざわざフランスまで行っているのに、日本にいてもできる程度のインプットしかできていないのか」と精度の低さを感じました。

そう国民に思わせてしまう程度の仕事、
いや発信ができていないのも問題だと思いました。

私自身、議員さんが国内や海外の視察に行くのは
悪いことだと思いません
なぜなら。内側に籠もってるだけでは、いい政策は思いつかないので、外の世界を見ることも必要だからです。

確かに「全部リモートで済ませろ」という意見もあります。
渡航費がかからないので、節約にはなります。
しかし、施設の見学、現地の空気感は現地に行かないとわかりません。
それを感じるのも視察の一環でしょう。

・怒りの本質はそこじゃない

もしも仕事で海外出張してる人が
こんな投稿をしたとしても
同じことを言われていたでしょう。

会社は渡航費を払っています。
期待してる成果があるからです。
まさか遊ばせるためではないでしょう。

海外出張したからには、どんな成果があったか
アウトプットを求められます。
経営幹部の前で、成果を発表しないといけない会社もあるでしょう。

もし海外出張に行った人が、仕事もせずに観光ばかりして遊んでいたとしたらどうでしょうか。
会社は「金返せ」とでも言いたくなるのではないでしょうか。

閑話休題、フランス視察に話を戻しましょう。

今回の写真で炎上したのは、
仕事もせずに観光ばかりしている社員に
見えたからではないかと思います。
しかも渡航費が税金から賄われている状態です。

視察のアウトプット(成果)が見えない故に起こったように見えました。

今井絵理子議員のSNSによると、今回現地の政治家と意見交換をしているようです。
それならフランス視察で得られた成果を、
今後どう生かすのか、はっきりさせてほしいと思います。

むしろ、炎上して終わりではなく、
これからの動向を監視すべきです。

ひろゆき氏も同様のことを言っていますね。

今回、地方議員も参加しています。
問題は誰が参加しているのかがわからないことです。

自分の自治体の議員が参加しているなら、
「フランス視察の成果を政策にどう生かすのか」と
質問してもいいでしょう。

・フィードバックは国民の反応

国会議員のアカウントであの写真を見れば
「この人たちの旅費のために増税を強いられてるのか」と反感を買うのも無理がありません。

自分がどんな立場でどんな目的で発信しているか。
今回炎上した国会議員3人は自覚がないのかと呆れました。

物価高と増税、上がらない給料で
苦しい状況に追い込まれている人が増えています。
豪雨被害に遭った方なら、避難生活を余儀なくされているでしょう。

私自身も、物価高を感じずにいられません。
以前と同じ内容のものを買っても、
会計が2〜3割増えています。
それもそのはず。いつも買っている商品がそのくらい値上げしているからです。

ガソリン代も3年前と比べて40円/L、2年前と比べて20円/L増えています。
余談ですが、去年と今年は誤差程度。
※家計簿から算出。

長男の送迎だけで一日40km前後走っています。
最近は次男の送り迎えもするのでさらに上乗せです。
これが我が家の実情です。
更に長い距離走る人から見たら死活問題でしょう。

・感想

「税金でフランス旅行か」と批判したり、
「議員やめろ」と主張するのは簡単です。

しかし、それ以上に大切なのは、その視察の成果をどう国の政策に活かすか。
そちらの動向を監視するほうが、有益ではないかと思うくらいです。

今更なかったことにできないでしょうから、
今後の動向に目を光らせます。

以上、ちえでした。
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