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読んだことありますか。
「戦争のない時代に生まれてよかった」
当時小学生だった私が
『はだしのゲン』を読んで感じたことです。
こちらのニュースに驚かされました。
「広島市って物語の舞台でしょ? 市の教材から削除ってどういうことか!?」と衝撃を受けました。
記事に出てる校長先生の意見に賛成です。
・読んだ当時の話
原爆投下について、社会の教科書にも扱いがあります。
確かに授業で原爆投下について学びます。
しかし、歴史的な事実を知るだけでは不十分だと感じました。
私が小学生当時でも約50年前の話。
教科書にも当時の写真を載ってありましたが、実感が湧きませんでした。
マンガで読んで、当時日本を漂っていた空気感がわかったくらいです。
「当時の人たちは戦争に賛成だったの?」
こんな疑問がありました。
漫画を読んで、主人公ゲンのお父さんが、ゲンの兄が戦争に行くのを反対していました。
それに対して周囲の人たちから「非国民」と罵られていた様子が描写されていました。
今では考えられないことですが、戦争反対と言ったら、「非国民」と言われるような時代だったのです。
そのような様子を知るにはちょうど良かったです。
・図書室で大人気
当時、学校の図書室に置いてありました。
「マンガは置かない」という暗黙のルールがありましたが、唯一置いていたのが『はだしのゲン』です。
唯一置いてあったマンガなので大人気でした。
友人で読んだ人がたくさんいますが、
「戦争のない今の時代に生まれてよかった」と異口同音でした。
私の周りでは比較的「戦争は嫌」という価値観の人が多かった印象です。
・祖父母から聞いた話
同時に、「自分のおじいちゃん、おばあちゃんが、私たちの年齢の時、戦争をやっていたんだよね」と気の毒に感じました。
今となっては、まともに会話ができなくなりましたが、私がまだ小学生の時は、時々体験談を話していました。
父方の祖父は、海軍に行って生きて帰ってきました。
現在95才、先日会いに行きました。
母方の祖父と祖母は、まだ子どもだったので、戦争には行かなかったそうです。
母方の祖母は「サツマイモなんか見たくない」と話していました。
当時お米が不足していたので、サツマイモを食べていたそうです。
うんざりした様子で話していました。
サツマイモのスイーツを見せても同じ反応でした。
どのくらい過酷な生活だったのを伺いました。
経験した世代の人の多くは、80歳を超えてます。
今の子ども達は、直接体験談を聞く機会が少なくなっているのを実感します。
「繰り返さないためにも、伝えないといけない」
そう感じるようになりました。
・まとめ
毎年8月になると、原爆や戦争のことを考えさせられます。
この時期になると、新聞記事で原爆について話題にあがります。
それと関連して世界の核事情も出てきます。
終戦から今年で88年。
残念なのは「過去の話」と言えないことです。
今でも原爆の後遺症に苦しんでる人はいるし、子どもや孫世代で影響が出てるという話も聞きます。
世界に目を向ければ、ロシアとウクライナ情勢が無視できません。
国内に目を向ければ、防衛費の増額が決まりました。
「繰り返さないためにはどうしたらいいだろうか」
毎年、この時期になると考えさせられます。
以上、ちえでした。
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