見出し画像

キャリアコンサルタントとは

わたくしLOVEは、世の中に承認空間を広げる活動を行っていくために、この度、「キャリアコンサルタント」という資格を取得することにしました。
このノートでは、「キャリアコンサルタント」について、厚生労働省の定義をもとに、資格を取得しようと思った段階で理解した業務内容などを解説しておきます。

1.「キャリア」とは

厚生労働省によると、
「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます*。
ひとによって「キャリア」の範囲やレベルは違っていそうですね。
例えば、大学生にとってのキャリアは、これまでの学歴や学んできたことがベースとなり、アルバイト経験などをもとにした主観的であいまいな将来の職業生活におけるビジョンを指すのではないかと思います。職業経験のない主婦の場合は、「家庭」や「地域」という範囲における能力を指し、家庭での役割の変化に伴って将来のビジョンが変化していくことが考えられます。
このように、「キャリア」という用語自体が、主体によって多様性があると言えます。実際、近年では、「キャリア」とは、”広い意味で個人が生涯にわたって自己実現する過程”と捉えられるようになってきています。

2.「キャリアコンサルティング」とは

厚生労働省によると、
「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます*。
キャリアコンサルティングは、
企業で働いている方が、「今よりいい仕事をするためにスキルアップしたいが、何から始めたら効果的かわからない」という時や、学生が、「就職活動をしているが、自分がどんな仕事に向いているのかわからない」「就職面接でうまく自己アピールできない」、仕事を探している方が、「次の就職に向けて資格などを取得したいが、どのように選んだらいいかわからない」という時などに活用することができます。
キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解することにより、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。組織内では、必ずしも自身の希望が叶うわけではありませんが、自身の潜在的なキャリアのニーズに気づき、仕事や能力開発の機会などを通して視野を広げ、自身のキャリア形成を考えていくことが大切です。
つまり、キャリアコンサルティングを受けることで、じぶんのキャリアプランを明確にし、そのために必要な知識・資格の習得や仕事の選択についてアドバイスをもらい、希望するキャリアの道筋を実現していくことができると言えます。

3.「キャリアコンサルタント」とは

厚生労働省によると、
「キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍しています*。
「キャリアコンサルタント」は、相談者(働く人や働きたい人、学生など)の興味・適正を明確化し、職業生活設計や職業の選択、スキルアップを支援する役割を担います。さらに、近年では、個人が生涯にわたって自己実現する過程を支援することも使命として位置づけられています。一言で言うと、多様化する社会や組織の中で「自分らしく生きる」ことを支援する専門家という役割を担っています。

*厚生労働省.”キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント”.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?