エピローグ

今年の夏、突然予期しない病気が見つかった。

アラフォー独身のわたし。

仕事も楽しい。

プライベートも楽しい。

結婚するタイミングはあったかもしれない。

でも、今までそれを選ばなっかた。

この人じゃないなって思ったから。

その選択に後悔はしてない。

きっと間違った選択をしないようにしてきたのは間違いじゃないと思う。

これに関しては後でにしよう。


定期的に検診受けていたのに今更大きめで見つかることがあるらしい。

婦人科ってなかなか足が向かないし、予約とっても待たされたり、どこの病院がいいかもわからない。

痛みに強い女性は特になかなか足が向かないと思う。

だんだん歳を重ねていくと、女性も身体の変化が出てくる。

ホルモン問題ってやつ。

365日毎日ホルモンバランスと戦っている。

これは世界中の女性がみんな戦っていると思う。

男性も同じかもしれないけど。


ちょっとした痛みや出血があったのはいつからだったのか覚えてない。

二ヶ月前に検査したときは何も問題がないって言われたはずなのに。

年齢的なこと、自然にあること。不正出血しているのは傷がついているからでしょう。それは自然治癒で治ると思います。性病、子宮頸がんの検査も問題ないです。

っと言われた。

医者から言われたらそうですかって安心するし、その言葉を信じたからセカンドオピニオンとかも考えなかった。


パートナーとの性行為の時、必ず出血していたのはずっと気になっていた。

毎回なんで?って思っていたのは確かだけど、自然に治るって言ってたから治っていると思ってたのに。

彼に病院に行ったほうがいいと思うと言われた時に行こうって決めながらも仕事が忙しくてなかなか行けなかった。

生理が終わってすぐに鮮血が出始めたのが病院に行ったきっかけになった。

平日の休みがあったのでそこで病院を予約して。


前回と同じ病院。

ずっと同じところに通ってる。

定期的に通ってた事もあったし、定期検診もここで受けていた

検査したのは男性の医師だったが、今回は女性の医師。

詳しい症状を伝えて、前回言われたこともしっかり伝える。

診察が始まる。

毎回この椅子苦手だなって思いながら、器具を入れられる痛みに耐える。

直接患部を触られる。

ここで異常が見つかる。

「しこりがありますね。」

どういうことだ?

この間問題ないって言ってたよね?

それから、ここの病院では何も検査等ができないことや家から近い少し大きい病院に紹介状を書くので、明日必ず行ってくださいと言われた。


ここからがまた長い。

少し大きい病院でも、ここでは何もできないと言われて大学病院を紹介される。

また1からの診察と検査。

今回はCTとMRIも含め、初めての検査があった。

これでだいたいわかってくる。

自分の病気とどのくらいの範囲なのか。

転移があるのかまで。

検査と画像の診断の結果が出た。


「子宮頸がんです。」


どうやら私の中に少し大きめなやつがいた。

なんで今まで見つからなかったのかも分からないくらい。

少し場所が違っていたので見つかりにくかったようだ。

この時、いろんなことが頭をよぎる。

一番に思ったのは、これからのことを考えなくちゃいけないなということ。そしてパートナーに病院に行くきっかけと命の恩人だなと思ったのだった。



つづく







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