三上(さんじょう)

東京ラブストーリーの令和版を見たからといって、この記事を書く気になったわけではない。
東京ラブストーリーで“三上“といえば、“みかみ“君になる、しかし私は用をたして、その後身を清め、風呂に入っている。

こういう場合の《三上》といえば《さんじょう》である。すなわち、馬上、枕上、厠上である。

古臭い表現なので、馬上と言われてもピンとこないわけだが、私はこの表現を自分なりに現代風に置き換え、風呂の中、布団の中、トイレの中に置き換えて考えている。リラックス、ボーッとしているときにアイデアが浮かぶものだという風に勝手に理解しているのだ。

いちばん良いのは風呂の中だ。ボーッと入っているときになにか思いたりする。仮に思いつかなくても、ちょっと熱めの43度に設定をして、10分間堪える。何も思いつかなければ5分延ばす。ゲーム感覚だ。この時ペットボトルの水を風呂場に持ち込むのを忘れてはいけない。サウナも風呂がわりになる。素っ裸でボーッとするというのが良いのかもしれない。言い忘れたが、私は寝る時も気張るときも全裸なのだ。誰も興味が無いなこの話は。

デジタル大辞泉の解説から引用
《欧陽脩「帰田録」の「余、平生作る所の文章、多くは三上に在り。乃(すなは)ち馬上・枕上(ちんじゃう)・厠上(しじゃう)なり」から》文章を考えるのに最も都合がよいという三つの場面。馬に乗っているとき、寝床に入っているとき、便所に入っているとき。


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