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はじめに

1996年私は25歳でイギリス🇬🇧に留学に行きました。英文科で勉強したわけでもなく、そこまで英語や海外に興味が強かったわけでもない私が、何故?急に思いついたかのように留学をしたのかについてお話しします。

私が21歳の時に母は病気で他界しました。18歳で大学生になる時に母から【このお金をあげる。これをあなたはどう使う?】そんな事を突如言われました。世の中バブル時代、18歳の私は物欲の塊。VUITTON、HERMES、GUCCI。。。そんな事しか考えていませんでした。しかし、ど田舎とまでは言わないけれど、1時間に2本しかバスが通らない町では、マイカーが欲しかった。そのお金を使い中古車を手に入れました。
親になった今、改めて思うこと。。。
きっと当時の母は【子育て失敗したなっ】と思った事でしょう?
何も考えていない、目先のことしか考えていない子供に見えたことでしょう。。。お金の教育をすべきだったと。

母の死をきっかけに、『人生は短い。明日生きている保証は誰にもない!』生と死について考えるようになりました。あの時の母の言葉が脳裏から離れず、母は私に何を伝えたかったのか?何を期待していたのか?真剣に考えるようになりました。
仕事に就き、親世代の人間と仕事をするようになり、新たな環境、境遇、知識、人間関係を学び、収入も手に入れました。22歳、23歳、24歳とバブル崩壊していた世の中を目の当たりににし、お金の価値観もガラリと変わり始めました。
学生時代からずっとお付き合いしていた彼とも結婚の約束をしていました。【結婚】を目の前にした時に、【母の死】の時と同じような考えが脳裏によぎり離れなくなりました。『人生は短い。明日生きている保証は誰にもない!』
結婚前にやり残したことはないか?
まるで、結婚が墓場の様な思いに陥り、身内に大迷惑をかける決断をしてしまいました。
婚約破談。。。そして留学決断。。。

25歳の夏、後戻り出来ない決断

私は父、母、兄の4人家族。母を亡くし、兄は家を出て一人暮らし中だったので、父と2人暮らし。父との会話も必要最低限だった為、留学の事は事後報告。末っ子だった私は甘やかされて育った為、家族に相談をしない事は初めてでした。数年間働いた貯蓄を全て留学費用に充てました。
もう後戻り出来ない。。。一大決心!

1996年6月イギリスへ単身旅立ちました🇬🇧

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