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中1英語学年末アンケート(入学時との比較)

4/14(金)から授業開きだというのに、
やっと学年末にとったアンケートのまとめをしている次第です…。

校務分掌の仕事が多すぎて、自分の教科のことは後回しになってしまいます。
でも「授業で生徒指導を!」「授業で勝負!」なんて言ったりします。
中学校の先生あるあるですね。

それはさておき、アンケート。
入学時と比べて、うれしい結果が出ました。

「英語の授業は好きですか?」という問いに対して、
38人いた「きらい」が、16人に減ったんです!

なぜ、入学時にすでに「英語ぎらい」が多かったのでしょうか。
生徒たち曰く…

●同じパターンのカードゲームばかりで、飽きた。
…逆に、同じパターンで安心して取り組めた子もいたので、これは生徒の特性によるでしょうか。

●文法がわからないのに、文を何度も繰り返して言ったりしないといけなかった。
…これは小学校の先生方、辛いところですね。
小学校では文法を教えるわけではないので。
どんな工夫をしたら、文法がわからなくても何度も言うことが楽しくなるでしょうか。

●英語を(外で)習っている子たちばかりがほめられた。
…これは、中学校でもじゅうぶん気をつけなければならないことです。
実際、私も「外で習っている子たちにしかわからないような会話をしている」
「英語ぎらいの子がますます英語ぎらいになってしまうような授業だ」
と言われたことがあります。

入学時にきらいだったけど、「すき」に変わった生徒たちは、こう言っています。

〇勉強していくにつれて、文法のきまりをたくさん覚えていけるところが楽しい。
…ここが中学校の利点ですね。ここをさらに生かさねば。

〇みんなで協力して問題に答えたり、プレゼンを作るのが楽しいから。
…誰もが活躍できる場面を作るのって、大切ですね。

しかし、「英語ぎらい」が減った、というのは、自分にとって都合の良い事実でしかありません。
入学時もきらい、学年末でもまだきらい、ずーっときらい!!という子たちの声に耳を傾けてみましょう。

●英語は、他の教科に比べてわからないことが多い。
●英語は、少し勉強しただけでは身につかないし、やることが多い。
…これらの意見から、私の授業がいかに欲張って活動を詰め込んだものであるかがわかります。
わからないところを置き去りにしたまま、次々にやるべきことをこなさないといけない…。
わからないこと、やるべきことのオンパレードでは、生徒も疲れてしまいます。

●授業は楽しいけど、テストがきらい!!(多数)
…これ、「指導と評価の一体化」ができていない証拠です。
テスト(ゴール)から逆算した授業の組み立て、そして両者のつながりに生徒自身が気づくことができるようにしていかねば。

さあ、この「声」を踏まえて、
2年生の授業をどう作っていくか。
生徒たちと一緒に考えて、作っていきたいです。

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