極限状況での素顔と民主主義

飛行機の衝突事故。
死亡事故を取り上げてなんだかんだと書くのは不謹慎ですが。
先ずは
ご冥福をお祈りいたします。

脱出前の機内の動画。
撮影者がおそろしく冷静で、もう覚悟してるんぢゃないかといふコメントもあったくらゐ。
「飛行機、動いてる?」
「止まってる」
とか、けっこうのんびりした感じでやり取りしてて、撮影する手も震えてない。
何者ですか、この(たぶん)カップル。

一方では子供に、出してください、神様、助けてと叫ばせる母親と父親らしき大人の声も聞こえる。

子供に叫ばせ、幼児は当然泣きまくる、あの状況で誰も立たない。
コメント欄に
さすが日本人
と書かれると、ムカつく💢人の反論が続く。
いつものコメント欄風景。

それにしても、極限状況で人間の素顔が出て来るのは間違ひないだらう。
普段、何を言ってどんなポーズを取っていても、あの機内では、全てが剥がれ落ちる。

さすがは日本人といふコメントに対する反論に
同調圧力に弱いだけ。あそこで1人でも立ち上がったらみんないっせいに出口に殺到した、それが日本人だ
といふのがあった。

それが私だの間違ひだと思ふが、何にしても、同調圧力に屈する民族性も役に立つことがあることは事実となった。
何でも物事は表裏がある。
一意的にいい、わるいにできないから、結論が出たと思った後も、物事はしつこく考へ続けないとやばい。
といふのがわたしのスタンス。

あ、それから
飛行機内でマスクしないで降ろされた人の話に触れたコメントも印象に残った。
あのインテリマスクおぢさんは、マスクしないから降ろされたのではなく、(機長👩‍✈️👨‍✈️の命令である)フライトアテンダントの言ふことをきかなかったから。
マスクの是非とは関係ない。

機内では機長が独裁者。
でないと、事故のとき、民主主義で脱出方法を決めることになり、たぶん、たいていは大惨事になる。

もちろん、乗客の話し合ひと多数決で、大成功のときもあるだらうけどね。
って、どんな事故の時かな?

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