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誕生!? 金沢県 【エピローグ】


 姉の真利子が指名手配されたと知ってから、妹の惠利子はずっと気持ちを整理しようと努めてきた。修平さんを頼みます、そう真利子から電話で告げられてから、惠利子は覚悟をしていた。そして、真利子が拳銃自殺したというニュースを聞いて、惠利子は納得した。
 約束した通り、夫の修平は帰ってきてくれた。
 予想した通り、夫の修平は憔悴しきっていた。
「すまない、真利ちゃんを守れなかった」
「真利ちゃんを救えなかった、許してくれ」
 夫は泣きながら、額を床にこすり続けていた。涙と鼻水で酷い顔をしたまま。
 惠利子にとって姉の真利子は、自分の未来の姿だった。目指すべき理想だった。進むべき道しるべだった。
「もういいの。あなた、顔を上げて」
 惠利子が言っても、夫は謝りつづけるばかりだった。自分の言葉が、自分の気持ちが、目の前にいる夫に届いていない。
「あなた」
 惠利子は、修平の頬に両手で触れた。そして、ゆっくりと修平の顔を起こした。
「修平さん」
 修平の顔に、惠利子は自分の顔を近付けた。
「心配しないで。私が姉さんになるから」
 惠利子は、修平に微笑みかけた。
 
 真利子伯母様が、亡くなった……。
 佐々木修平の娘、石丸奈緒子も、前田真利子の死を知って憔悴していた。
 奈緒子にとって、前田真利子は理想の女性だった。自分もああなりたいと思っていた。だから、父である佐々木修平に頼まれて、夫である石丸良一を欺き続けた。それが、真利子伯母様の利益にもつながると思っていたから。
 石丸良一は良い夫であり、良い父親でいてくれる。好意がない訳じゃない、割り切って彼と結婚した訳でもない。なのに、前田真利子の死を知って、足元が崩れていくような感覚に襲われた。実際、テレビの前で、奈緒子は崩れるように倒れ込んでしまった。夫の石丸良一がいなかったら、頭をどこかにぶつけて怪我をしていたかもしれない。
「落ち込んでいる暇はないよ」
 奈緒子の肩に手を置いて、良一が言った。
「まぁ、君が落ち込むのも無理はないよね。憧れの真利子伯母様が亡くなられたのだから。とりあえず、コーヒーでも淹れよう。飲むだろ?」
 何を言っているのだ、この人は? 前田真利子が死んだことを、当然の成り行きとでも言わんばかりの夫の態度に、奈緒子は腹の底から怒りが沸いてきた。
「あなただって、真利子伯母様の下で働いてきたんでしょ? なんで、そんなに平然としていられるの?」
 コンロの前でお湯が沸くのを待っている夫が、奈緒子は憎らしくて堪らなかった。
「もう全てがパーになっちゃったのよ!」
 力任せにテーブルを叩き、奈緒子は叫んだ。夫を殴りたい、そんな衝動にかられた奈緒子の感情を、良一は一言で冷静にさせ、さらに凍らせた。
「君が僕の部屋にこっそり忍び込んでいたのは、ずっと前から知ってたんだ」
 マグカップにドリップを乗せ、良一はお湯を注いだ。コーヒーの良い香りがダイニングに満ちていくが、そんなもので奈緒子の決まりの悪さが解消するはずもない。
「なぜ何も言わなかったのかって? 小っ恥ずかしいんだけど……僕は、君を愛しているからさ」
 本当に小っ恥ずかしい人だと、奈緒子も思った。こんなに決まりの悪い思いさせておいて、愛しているなんて言われても……。
「それにね、前田市長が亡くなったからって、まだ終わっちゃいないんだよ」
「どういうこと……?」
 奈緒子の問いに答えるより先に、良一は淹れたばかりのコーヒーをすすめてきた。
 テーブルに置かれたマグカップに、奈緒子は手を伸ばした。夫のペースに乗せられるのは癪だが、まず自分が落ち着くべきだと奈緒子も思った。
「本当に成績の良い売買プログラムを、僕は、君にも、お義父さんにも、教えていないんだ。君がデータをコピーしてた僕のパソコンには入ってないんだよ」
 夫の表情はどこか楽しそうだ。やっぱり憎たらしい人だと奈緒子は思った。
 憎たらしいけど……憎めない。
「前田真利子が残した財宝は、僕の手の中にあるってこと。もし君が、本気で真利子伯母様に追いつこうとするなら、追い越そうとするなら、僕は、全力で君を応援するよ」
 奈緒子が叩いたせいで動いたテーブルを元に戻しながら、夫は言った。
「君は、真利子伯母さんを越えたいと思わないのかい?」
 負けた、と奈緒子は思った。夫のほうが一枚上手だった。真利子伯母様が亡くなったのは、残念だし悔しい。なのに、夫の淹れてくれたコーヒーを飲んでいると、不思議と笑いが込み上げてくる。
 真利子伯母様が得られなかったものを、自分は一つだけでも得られたのだと奈緒子は思った。
 この人と結婚して良かった。
 
 本田恵は、能登半島を走る国道249号線を、車で北上していた。
 四月から新しい職場に異動する。その前に一度、輪島市にある道の駅・千枚田ポケットパークに行ってみようと思っていた。海沿いの道路を走るのは、眺めも良く気分がいい。以前、佐々木修次が言っていた。実際に車で走ってみるとその通りだった。
 あの日、待ち合わせ場所に来なかった佐々木修次が、事故でなくなったのだと知ったのはテレビのニュースでだった。その時、本田恵が感じたのは、悲しみではなく空虚感だった。将来をともに築いていくはずの人が突然いなくなった。まるで、夢から覚めたような気分だった。そんな気分になるのは、これで二度目だと自嘲した。
 いい夢を見ていた。だから一人で過ごす休憩時間が虚しい。
 佐々木修次の死を知ってから何日か経って、彼のアパートに行ってみた。何度か来たことがあるその部屋には、ドアの郵便受けに『空室につき広告等の投函禁止』とステッカーが貼られていた。ベランダ側の道路から部屋を眺めてみると、カーテンは取りはずされ、差し込む陽光が素通りしてしまうほど空っぽになっていた。まるで今の自分の心のように。
 本当に夢だったのだと、本田恵は実感した。
 いい夢だった。だから覚めて欲しくなかった。
 職場の人たちが気を遣っているのは、手に取るように判った。そういうところだけは現実感が伴なっていた。だから、ここにい続けるのが辛いと思った。福井に新しく営業所を開設するので、管理栄養士を募集している。そう小耳に挟んだ本田恵は、異動を願い出た。
 引っ越しの忙しさが、虚しさを埋めてくれた。その間、両親は複雑な顔をしていた。娘が離れた所に行ってしまう不安と、新しい一歩を踏み出そうとする背中を押してやりたいという気持ち。どちらも自分を思ってのことだと判ってはいたけれど、そんな両親の顔を見たくないと言うのが本音だった。
 本田恵にとって金沢は、暮らし続けるには辛い場所になってしまった。
「はぁ……」
 道の駅の駐車場に車をとめ、本田恵は海のほうを見下ろし溜め息をついた。
 海に沈む夕日に照らされた千枚田は幻想的で美しく、自分が一番好きな眺めだと佐々木修次は言っていた。残念ながら今日は曇っていて、夕方から雨が降るという天気予報が当たりそうな気配だ。ダメで元々と思って来てみたが、ダメなものはダメだった。
 せっかく来たのだからと、本田恵はレストハウスに入ってみた。夕飯のおかずにでもと思い、ご当地名物の揚げ物をいくつか買った。
 外に出た時、ちょうど飲料メーカーのロゴが描かれたトラックが入ってきた。その瞬間、本田恵は体を強張らせトラックを見つめた。駐車場にとまりドアが開く。降りてきたのは、佐々木修次とは似ても似つかない風貌のくたびれた男性だった。。補充用の飲料を荷台からおろし、重そうに代車に乗せ始める。
 本田恵の体から力が抜けた。何を期待していたのだろうと自分自身が嫌になった。
 あれは夢だったというのに。
 自販機の補充作業が終わるのを待って、本田恵はペットボトルのお茶を買った。それを持って車に戻る途中、トラック脇にいた作業員に、警察官が話しかけているのが聞こえてきた。職務質問でもしているのかと思ったが、違っていた。
「この間まで、別の人が来てたんだけど」
「ええ、あいつは……ちょっと、いろいろありまして……」
 本田恵は思わず耳をそばだてた。
「そうか。前に来てた人に会ったら、よろしく言っておいてよ」
 警察官の言葉に、作業員は困った顔をしている。
「こっちの駐在所の勤務になってから、ちょっと腐ってたんだけどさ。意味のない仕事なんて一つもない、誰もやらなくなったら世の中が回らなくなるって言われてね。それで気持ちが変わったんだよ」
 その後、二人は少し言葉をかわして、警察官はレストハウスに入っていった。
 本田恵は急いで車に乗り込み、両手で強くハンドルを握った。そして、ハンドルに顔をうずめるようにして、泣いた。佐々木修次の死を知ってから、初めて泣いた。
 あれは夢じゃなかった。
 判っていたけど、そう思いたくなかった。
 そう思ってしまったら、こんなにも胸が苦しくなってしまうのだから。
 
 兼六園と金沢城公園をつなぐ石川橋の上から、ハセガワは桜並木を眺めていた。石川橋と言っても、下を流れているのは川ではない。道路を忙しなく車が流れていく。
 前金沢市長を支持する者たちが警官隊と衝突したのは、ついこの間のこと。多くの人の記憶にあったそんな出来事も、時の流れの中ですでに薄らいでいっていることを、ハセガワは肯定的に受け止めていた。
 四月に入ってからのこの場所は、金沢の観光名所の一つとしてだけでなく、桜の名所の一つとしても賑わっている。多くの行楽客がこの地を訪れ、泰平の春を謳歌している光景を、もし前田家の歴代藩主たちが目にしたならば、きっと冥利に尽きるだろう。
 今回のことは、前田真利子一人の命で埋め合わせできるようなものではなかったが、彼女を都合よく利用しようとした日本政府にも、問題があったことは否めない。
 それにしても、前田利久雄が頭を下げてきたのは、ハセガワにとって少し意外だった。
 姪が捕まるのを指をくわえて眺めているのが関の山、自らを危険にさらしてまで行動するだけの度胸はない、ハセガワはそんなふうに前田利久雄を見ていたから。もっとも、自分が望んで得たものが、前田真利子によって与えられたことを知った、その負い目が彼を動かしたのであれば、とりたてて意外なことではないとも言えるのだが。
 本当にハセガワが意外に思ったのは、でっち上げではあれ、内乱罪の容疑とクーデターの画策をマスコミが報じたとたん、前田真利子や金沢県の誕生を支持する者が、本当にこの地に集まってきたということだった。市民だけではない、金沢市の職員や中央省庁に勤務する者、警察官や自衛隊員の中には武器を取ろうとした者までいたと聞く。事実、前田真利子が自害するために使った拳銃は、警察官が渡したものだった。マスコミの中にも、前田真利子を支持するような論調や、彼女に好意的な内容を放送する番組もあった。
 一連の騒動に関する報告を受けたハセガワは、思わず笑みをこぼしてしまった。前田真利子にすべての責任を負わせ、他の者には一切の刑罰を課さないという形で、事態の収拾を図ろうとした。関係機関がそれを承服したのは、政府与党と内閣の後ろ盾があったからにほかならない。
「いい加減にしなさい。帰るわよ」
 駄々をこねる子供を、母親が叱っている。兼六園のまわりには、食べ物の露店が並んでいる。何か買って欲しくて子供がねだったのだろう。先を急ごうとする母親に、子供は抗うすべもなく付き従う。親がいなければ生きていけない、要求を拒否された子供であっても、自分の立場は理解している。
「宿題ちゃんとやるから。ママのお手伝いするから」
 それでも何とか追いすがろうとする子供の手を、母親が引いて連れて行く。また今度、などと言いながら。
 前田真利子以外の関係者を不問に処すよう取り計らったハセガワに、不満を示す者も少なくなかった。不穏分子を野放しにするのか、と問いただした者もいた。当然の反応だ。
 兼六園の中に、金城霊澤という泉がある。かつて、ここで山芋を洗ったあと、沢に砂金が残っていたという。そこは、金洗いの沢と呼ばれるようになり、それが金沢の地名の由来だと言われている。
 山芋を洗う者がいなければ、砂金だって出てきやしない。そのために、前田利久雄には働いてもらう。不穏分子を焚きつけて、金沢県の誕生を目論む人間を生み出してもらいたい。皇族が滞在する施設に前田利久雄はいる。その建設資金を用立てたのが前田真利子なのだから、毎日、針のむしろに座る気分だろう。次に起こるかもしれない金沢の乱は、彼にとって姪の弔い合戦になるかもしれない。
 今度は、誰が出てくるのか。
 佐々木修平か?
 妹の惠利子か?
 それとも、まったく知られていない第三者か?
「お迎えにあがりました」
 ハセガワの携帯電話が鳴った。石川橋の下、道路脇に黒のクラウンが止まっている。
「すぐ行く」
 それだけ答えて、ハセガワは携帯電話を懐にしまった。
 借金まみれの『日本』という難破船をこれからも航行させようとするなら、大掛かりな改修が必要になる。そのために骨を折ろうとする政治家など、今の日本にいやしない。借金をする以外の、改修に必要な資金を賄うすべを考える者も。
 万策尽きた難破船ではあるが、沈んでもらっては困る。何故なら、自分が乗っているからだ。行き先も定かでない難破船と心中するなど、馬鹿げているいとしか思えないが、もし沈むのであれば、それは自分が老いて朽ち果てた、その先の先であってもらいたい。
 桜並木の下を、ハセガワは歩き出した。風が吹き、晴天の空に桜吹雪が舞う。行きかう観光客の中から歓声があがり、ハセガワの目の前でも花びらが翻った。
 もしここが舞台の上なら、大立者が出てくるには充分な演出だ。
 誕生! 金沢県・第二幕。
 その主役が誰なのか、想像するだけでハセガワは胸が躍った。
 
 木村リョータは、高速道路を飛ばしていた。前を走る車を蹴散らし、追ってくるパトカーを振り切って、見たことも聞いたこともない街に辿り着いた。ハセガワの指示で予定より長く日本に滞在してしまったが、明日には日本を発つ。それまでの退屈しのぎにポルシェを乗り回してみたが、退屈なことに変わりはなかった。
 同じ街並み、同じ格好、同じ表情。
 日本は、日本人は、こんなにも退屈なものだと知っていたはずなのに、長らく海外にいたせいで、リョータはすっかり忘れていた。子供の頃に住んでいた街には、自らのために行動する日本人はいなかった。他人の顔色をうかがいながら、自分がどう思われるか気にしながら、それが奴らの行動原理だった。本当につまらない、退屈な連中だった。
 それに比べれば、金沢での騒動は興奮した。
 警官に歯向かう一般民、パトカーに突撃するトラック。バリケードを作って籠城をはかろうとする民衆。テレビで見た光景に、一瞬、ここは日本なのかと疑いを持ったほどだった。奴らを動かしたのは、信念や志からくる激情だ。他人の顔色や評価のためじゃない。奴らは本気で戦っていた。敵わない相手だと判っていても、抗おうと必死だった。
 実に面白かった。つまらない日本人だって、本当に望むものがあるのなら、それを自分の力で手に入れようとするなら、ああして行動を起こせるんじゃないか。何故、普段からそんな顔を見せてくれないんだ。そんなに俺を退屈にさせたいのか。
 ハセガワが余計な仕事を増やしてくれたおかげで、手間賃が入って懐は暖かい。目に付いたコンビニエンスストアに入り、ミネラルウォーターを買ったリョータは、店内にあったATМでお金をおろした。店員が訝しむ目で見ていることなど気にせず、一万円札を百枚、上着のポケットに押し込んで店を出た。
 高速道路をおりて、ここまでくる途中に駅があった。国道どうしが交わる駅前の交差点は交通量が多く、地方都市にしては規模が大きい駅だった。カーナビに従い、そこを通り過ぎてすぐの所にある駐車場に向かう。入り口で受け取った駐車券には、一時間までは無料と書いてあったが、見ず知らずの街に長居をするつもりはない。
 駐車場に車をとめたリョータは、駅前の交差点にある歩道橋に上がった。
 信号が変わるたびに、規則正しく車の流れが切り替わる。上から見ると、整然とした街の様子がよく判る。安心して毎日を過ごすために、安全な暮らしを送るために、社会秩序の維持は必要だ。法規を守り、それを逸脱した者は罰せられる。そうして社会は成り立っている。そこから外れることを誰もが恐れ、自分を殺して生きている。本当はそんな退屈でつまらない日常にうんざりしているくせに、それを絶対に表に出そうとはしない。
 人並みで満足している振りをして、その実、スポットライトを浴びて踊る自分に、まわりの視線を釘付けにしたいなんて願望を持っているくせに。
 だったら、俺が踊らせてやるよ。
 おもむろに上着のポケットに手を入れたリョータは、百枚ある一万円札を握りしめ、歩道橋の上から空にむけて思い切り投げた。風に乗って宙を舞うものもあれば、ひらめきながら交差点に落ちていくものもある。桜の花びらのように散りながら、それよりもずっと大きい何かが降ってくるのを、はじめは多くの人が不思議そうに見ているだけだった。
 最初に飛び出してきたのは、髪を金色に染めた若い男だった。ガードレールを飛び越え、ゆっくりと落ちてくる一万円札を右手でつかんだ。次の瞬間、青信号で走ってきたトラックに跳ねられ、彼自身が宙を舞った。
 交差点の手前で車を止め、一万円札を拾っていた中年女性が、対向車に跳ねられ悲鳴を上げる。跳ねた車が急ブレーキで止まったものだから、うしろの車に追突され派手な音をたてた。割れたガラスが陽の光を反射しながら、交差点に飛び散る。
 一人、また一人とガードレールを乗り越え、一万円札を拾うことに夢中になっていく。それを見たまわりの人たちも、我先にと走り出す。車道にはドアが開いたまま止められている車から並び、乗っていた者も次々に一万円札に飛びつく。歓声と悲鳴が交錯し、奪い合い、殴り合いがそこここで始まる。
 無法無秩序になっていく駅前交差点を上から眺め、リョータは笑いが止まらなかった。台本もストーリーもない、金に導かれるまま展開していく舞台が、こんなに面白いなんて思いもしなかった。こんなに楽しい気分になれるのなら、一万円札百枚なんて安いものだ。
 踊れ、踊れ、バカどもが!
 走れ、叫べ、金のために!
 ポルシェに乗り込み、木村リョータは走り出した。
 今度はどの街で、舞台を開演させてやろう。
 考えただけで、アクセルを踏む足にも力が入った。

 (終わり)


お読みいただいた皆様、ありがとうございました。

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