気づいたらお局になっていた件
(みくまゆたん)企画自分語りnoteやっちゃおうぜ!
参加させていただきます。
私は普段、病院の事務で働いている。
専業主婦を卒業して医療事務になったのは、20年近く前。
家を建てて義母と同居を始めたのがきっかけだった。
パートから始め、徐々に仕事を増やし、今の職場にフルタイムで採用されたのは12年前、48歳の時。
先日とうとう定年を迎えたが、その後もシニアパート社員として働き続けている。
私は48歳で今の職場に採用された訳だが、その頃の医事課にはお局様がゴロゴロいた(失礼!)48歳で新人という私もかなりのものだが、職場には私よりも年上が2人。年下でも、勤続20年以上という古株がゴロゴロ。
なるほど!これはこわい!(失礼!)
というわけで、最初はまぁまぁ、やられた。
にこにこ笑顔を貼り付けながら、机下で蹴り合い、けん制し合い。バチバチののバトルが繰り広げられていた訳なので、いくらおばさんでも新人なんてひとたまりもない。
お局の悪いところ
情報を更新しない
理不尽を通そうとする
人の欠点をほじくり出す
嫌いな人間を排除しようとする
I am No1!なところ
私が経験した限りでは、こんなところか。
特に、病院の診療報酬は2年に1回改定があり、その都度大きく変わるし、普段でも厚労省からお達しが出れば、それに合わせて算定やレセプト表記を見直さなくてはならない。情報更新は必須アイテム。
にもかかわらず、
「昔はこうだった」
「ここはずっとこうやってきた」
もう、理不尽の塊!
反対に良いところ
経験豊富で職場の人間関係を知り尽くしている
懐に飛び込んでしまえば、守ってくれる
情が厚い
みんながこうだとは限らないが、人を良く見ているのがお局。
情が深い人も多いので、味方につけてしまえばこちらのもの。うまく甘えてみるのも大事。間違っても、正面からバトってはいけません。
そんなこんなで、どうにか仕事と人間関係をやり過ごしてきた12年間。
気づけばお姉さま方は卒業して居なくなり、いつの間にか自分が最年長に。そして、シニアパートになって気が付いたこと。
非番の日にお菓子が減る
パートになって、非番の日ができた。
私の職場ではお菓子BOXがあって、みんなで持ち寄ったお菓子をBOXに入れている。仕事中にちょっとつまめる飴やチョコレート。
基本、このボックスにはいっているお菓子は、誰がいつ食べてもいいことになっているのだが、私の非番に日に私が提供したお菓子がやたら減る。
普段は減らないのに、非番の日にはすごく減ることに気が付いた。
気になりだしたら止まらない!
というわけで、娘に相談してみたところ
「ママ、自分では気がついてないけどお局なんだよ」
とバッサリ。
気が付いたらお局になっていた?
非番の日にお菓子が減る原因。
娘曰く。
「お局様が持ってくるお菓子は、普通よりちょっといい物が多いからみんな食べたい。でも、お局様が怖いから、非番の日に食ってやろうと狙ってる」
そうかな?普通のマルチパックだけど?
「お局様がいないから羽を伸ばしてお菓子とおしゃべりに花が咲いてる」
そうか!それもあるかも!
自分がいない日の職場を見たわけじゃない。だから、あくまでも予想に過ぎないが、娘の言うことははかなり近いかも。
自分で言うのも何だが、職場での私は3Kだ。
「きつい、汚い、臭い」じゃないよ。
「きつい、厳しい、細かい」です。
こう言うと、性格悪そうでやな感じ。
言い訳するわけじゃないけど、普段の私は大雑把でかなりテキトー。
「血液型はA型です!」というとかなり親しい人にもドン引かれるくらい大雑把。几帳面なイメージのあるA型にの皆さんごめんなさい🙇てくらい、A型のイメージを壊してるかも。
でも、職場ではね。ほら、算定は細かいしレセプトも細かいし、職場の皆さんにも色々まとまっていただきたいのでね、あえて悪役を引き受けてるんですよ~。
というわけで…
ちょっとミスしいても、誰からも指摘されない。むしろコッソリ直してくれている。
何か決め事があると、「美月さんこれでいいですか?」と聞かれる。
つまり、周りからお局として扱われているってこと、自覚していなかった!
これって怖い怖い!
お局として扱われることは好きではないけど、今さらかわいいふりしても、気持ち悪いだけ。
どうせ老い先短いパート生活。このまま開き直って走りぬけようか?
あぁ、自分が怖い…
ーENDー