ここのえかずら

2021年、軟骨肉腫という脳腫瘍が見つかり手術をしました。今は元気にしていますが、情報…

ここのえかずら

2021年、軟骨肉腫という脳腫瘍が見つかり手術をしました。今は元気にしていますが、情報が少なく不安もあるため自ら発信しようと思います。そして、関節リウマチも治療中、過去には0期の乳がんでもありました。病気の事、初めてですが、丁寧に書いてみますのでよろしくお願いいたします。

最近の記事

脳腫瘍の再発と再手術

 ご無沙汰してしまいました。再発して今年2024年2月に再手術しまして、リアルタイムで書くというのも考えましたが結局できず今になりました。読んで下さっている方へ、心より感謝致します。  さて、2021年6月の手術から約2年後、MRIではっきりしない変化があり、その半年後のMRIで再発が確認されました。再発の可能性は十分あると何度も聞いていたのでショックを受けたというほどではなかったけれど、2年半かあ…もう少し長いことを期待していたのにというのが正直な気持ちでした。  放射線

    • 脳腫瘍手術の退院後

       読んで下さる方へ。少しご無沙汰してしまいました。今年もよろしくお願い致します。  2021年7月に退院してからの事を少し書いてみたいと思います。退院の日は頭にスカーフを巻いてサングラスで病院を出ました。サングラスは左目がまだしっかり開かなかったから、スカーフは開頭手術のために髪を剃られたところがちょうど分け目にあたっていて他の髪で上手く隠し切れなかったからです。私は普段は地味な服を着ているので、目立ちそうで落ち着かない気がしましたが、心はとても晴れやかで気分の良い日となり

      • 脳腫瘍の手術後から退院まで(2)

         入院中の日々を記載してみます。記憶と残っている簡単なメモからなので、やや不正確だと思います。  2021年6月24日(水):手術  術後1日目:ICUから一般病棟へ 片方の鼻の詰め物を取る  術後2日目:もう一方の鼻の詰め物を取る 頭の管を抜いてホチキスで止める 首から下のシャワー 38度台の熱あり  術後3日目:37度台の熱あり  術後4-5日目:熱が上がったり下がったり  術後6日目:頭の包帯を取る 頭からシャワー 病室を歩いて出る  術後7日目:頭のホチキスを半分取る

        • 脳腫瘍の手術後から退院まで(1)

           手術が終わってICUに入ったのは夜の6-8時くらいではないかと思いますが、その後は長い辛い夜になりました。何かしらの痛みを感じた記憶はなく、ただただ息苦しいだけの時間でした。  両方の鼻が内視鏡手術の止血のためか完全に塞がれていましたが、看護師からは酸素の濃度は問題ないから安心してと。それなのになぜ息苦しいのだろう。事前に口だけで息をする練習をするよう言われていたので何回かやりましたし、その時は苦しくなく、酸素は入るのになぜ練習をする必要があるのかと不思議に思っていたのに。

        脳腫瘍の再発と再手術

          脳腫瘍の手術

           2021年6月23日(水)B大学病院に入院しました。手術は翌日です。微妙な緊張感と仕事を1か月近く休むのだという若干の解放感の不思議な日でした。入院は2週間の予定で仕事はその後2週間程度休んだ方が良いとのことから、B先生から診断書を書いてもらい提出、7月20日までの長期休暇の承認を得ていました。  診察室でB先生から手術についての説明を受けました。A先生からも説明を受けていますが、再度必要とのこと、私も理解が進みよかったと思っています。また説明書から書き出してみます。  病

          脳腫瘍の診断から手術まで(2)

           2021年5月に左目が開かなくなってから、仕事は在宅にしてもらいました。在宅勤務ができるようになり、コロナ禍でこれだけは良かったことでした。左目は無理やり開ければ少し開きましたが、自然体では完全に閉じていて、綺麗にウインクしているような状態でした。脳腫瘍であることはラインの上司しか知らず、その顔でオフィスに行く気にはなれませんでした。2-3年前から時々、左の瞼がほんの少し閉じているのではないかと思い、ネットで加齢によるもの?と見たりしていたことを思い出しました。脳腫瘍の症状

          脳腫瘍の診断から手術まで(2)

          脳腫瘍の診断から手術まで(1)

           2021年4月2日(金)主治医となるA大学病院のA先生の初回の診察。受付で診察の前にCTを撮ってくるよう言われ、その後診察となりました。手術後でないとはっきりしないが軟骨肉腫ではないかと思う、症状が出ているので手術をした方が良いと思うがどうしたいかと聞かれました。手術しなければ治らないのであれば早めに手術したいと話したところ、入院の必要のある検査があるので、それを見て来月中旬辺りで準備しようとのこと。一番最初に思った事は、仕事をどうするか上司に何と言おうかでした。先生に、脳

          脳腫瘍の診断から手術まで(1)

          脳腫瘍の診断まで

           2020年7月、時々ものが二重に見える時がありましたが気にもせず、目が疲れているのだろう、年なのかな、と思って過ごしていました。念のため7月25日(土)近所の眼科へ。先生は特にコメントせず、疲れ目用の目薬(お薬手帳によるとティアバランス点眼液0.1%)を出すので続くようならまた来てくださいとのこと。その時は2-3日ですぐに治ってしまいました。  その後いつかは覚えていないのですが、夜中に左目の奥がかなり痛くて目が覚めました。何これ!と思いましたが、多分2-3分くらいの短い時

          脳腫瘍の診断まで

          初めまして

           初めまして。  58歳の女性です。昨年リタイアし、今はのんびり過ごしています。子育てもしていましたし毎日忙しくしていましたが、あっさり仕事をやめてしまったのは、やはり病気の影響が大きかったかもしれません。  さて、一昨年、私は軟骨肉腫という脳腫瘍になりました。40歳の時は、0期の乳がんの手術をしています。乳がんは本も多く、闘病記も読むことができ、随分助けられましたが、脳腫瘍は一般の人向けの情報が少ないと思います。そして、腫瘍の種類が多いので自分とどう関係づけていいのかわか