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上野さんぽ②-和食とは

こんばんは。
ぽむです。

今回は上野さんぽ①の続きです。

上野動物園に続いて、
12:00頃に国立科学博物館に来ました。

目的は現在開催中の『和食展』です。
コロナ禍で延期になってやっと開催できたとのことで、力を入れている展示に期待して来ました。


ここからは
和食展の概要と感想を少しずつ紹介します。

1章  「和食」とは?

まずは来場者への問いかけからスタート
展示を通して和食とは何かを学ぶ流れになっています。

最初に
世界中の主食と主菜が世界分布で示されており、日本は主に米と魚でした。
米と魚の代表的な日本食は寿司ですね🍣

2章 列島が育む食材

ここでは日本で流通するあらゆる食材について種類や特徴など詳しく学べます。

例えば、和食の原点にある水。
水は同じ日本列島でも地形や標高、土地にある石の種類などで硬度が全然違うのに驚きました。

野菜はほぼ海外からの渡来で作られたものだったり、全て日本で採れる品種なのに見たことのない種類の大根が沢山あったり、この時点で発見だらけです。

大豆から沢山の和食に関連されるものが作られているこの図。

日本人として改めて、大豆がないと生きていけないと思いました。大豆に感謝。


他にも沢山の魚のレプリカや主に日本人しか食べない昆布類などが展示されています。

そして
酒・醤油・味噌など米や麹から作られる発酵食品も和食には欠かせません。

こちらの醤油の色サンプル

グラデーションが綺麗ですね。

醤油や味噌は発祥の地域性があって、様々な種類があるからこそ料理に合った使い分けができるのが魅力ですよね。

だしについて
他国の鶏がらやブイヨンは食材を煮込んでうまみを煮出すのに対し、水だけで食材からのうまみ成分を抽出させる『だし』は軟水が採れる地ならではの食文化だそうです。
日本のだし文化は貴重ですね。

3章 和食の成り立ち

ここからは日本の食文化の遍歴をたどります。
内容に触れると長くなるので、展示の印象を少しだけ。

文献をもとに当時の食事を再現した食品サンプルが数多く展示されています。
また、クックパッドと共同で現代風に考えられた再現レシピがQRコードを読み取ると見られる仕組みになっています。

パネルや動画の説明だけだと退屈してしまうところを、食品サンプルでの再現や人気マンガも取り上げることで食文化の歴史をわかりやすく表現されていて充実した展示内容でした。


4章 和食の真善美

和食に使われる様々な調理器具の実物展示。
そして、四季がある日本ならではの料理がプロジェクションマッピングで表現されていました。


5章 わたしの和食

洋食屋にあるあの食べ物は本当に洋食なのかそれとも日本独自の食べ物なのか?
直感で和食かを答えるアンケートの結果が見られます。

6章 和食のこれから

会場を移動して
現代の食や日本食の未来を見据えた展示でも若者としてこれからできることを考えさせられるパネル展示です。

最後は主催者の方なりの『和食とは?』に対する回答で締められています。

展示を通して- 感想・まとめ

全体を通してしっかり見るには2時間以上かかる内容でした。
個人的には第2章が興味深かったです。
魚介類がずらっと並んだ展示を見たら、改めてせっかく海産物豊富な日本にいるのだから肉より魚をもっと食べていきたいと思いました。

和食について食材・文化などの観点から体系的に学べる展示を通して、日本人一人一人が和食を見直すきっかけになったら素敵だなと思います。



最後までご覧いただきありがとうございました。

興味がありましたらぜひ和食展に行ってみてください。開催は2/25まで
(休日は激混みらしいので平日がおすすめです)

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