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詩 | 青写真と青い幻燈 #シロクマ文芸部

青写真💙
それが未来に向かう設計図ならば
青い幻燈🩵
それは昔にもどるマシン

クラムボンを映し出した夕暮れの教室
やまなしの熟する匂い
アオキ想い出

ミンミンミーンと蝉の声
真夏の木陰
恩師の声と友の顔

猛烈台風を突き抜けて
車走らせた
雲を払って現れた
大空にかかる虹
黄金の夕焼け

桜舞い散る
桜花の錦
異国の昔に旅をする
舞台に広がる桃源郷

風薫る
ツツジ咲く丘
雲ひとつない
青い空

キャンプの夜
草っ原に寝転んで
見上げる空には 
恒河沙の星✨✨

アオハルに描いた
未来の青写真
今の心に映し出す
青い幻燈🩵

青写真通りではないけれど
予想外のリアリティ・ショウは
情報修正進行中

空を見上げて

描きつづける
未来の空へ
アオシャシン💙

「恒河沙」とはガンジス川にある無数の砂の意味であり、もともと無限の数量の例えとして仏典で用いられていた。

ウィキペディアWikipediaより

青春時代の想い出を

お題の「青写真」から、小学生の頃読んだ宮沢賢治の「やまなし」の中の「青い幻燈」のことを思い出しました。
また「青」から「アオハル」の10代から20代の青春の想い出を回想し、
「青い幻燈」でみるストーリーとして
詩に読んでみました。

子どもの頃には想像できなかった状況もありますが、現在も新たな「青写真」を描き直しながら未来に向かって進行中です♪

※青い幻燈、クラムボン、やまなし

宮沢賢治「やまなし」より


小牧幸助さん
企画参加させて頂きます♪
毎回楽しい企画をありがとうございます😊

#企画参加
#青写真


※追記
宮沢賢治「やまなし」について


青い幻燈、クラムボン、やまなし…
宮沢賢治「やまなし」の中に出てくる言葉です。
参考として「青空文庫」の文章から引用して、ご紹介します。

宮沢賢治「やまなし」より抜粋

 小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です。

一、五月

 二疋ひきの蟹かにの子供らが青じろい水の底で話てゐました。
『クラムボンはわらつたよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらつたよ。』
『クラムボンは跳てわらつたよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらつたよ。』

青空文庫 宮沢賢治「やまなし」より抜粋


二、十二月

 そのとき、トブン。
 黒い円い大きなものが、天井から落ちてずうつとしづんで又上へのぼつて行きました。キラキラツと黄金きんのぶちがひかりました。
『かはせみだ』子供らの蟹は頸くびをすくめて云ひました。
 お父さんの蟹は、遠めがねのやうな両方の眼をあらん限り延ばして、よくよく見てから云ひました。
『さうぢやない、あれはやまなしだ、流れて行くぞ、ついて行つて見よう、あゝいゝ匂にほひだな』
 なるほど、そこらの月あかりの水の中は、やまなしのいい匂ひでいつぱいでした。

青空文庫 宮沢賢治 「やまなし」より抜粋

  青空文庫 宮沢賢治 やまなし

https://www.aozora.gr.jp/images/azbtn.gif

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