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今年買ってよかったものと、断捨離の話

年末ですので、今年買ってよかったものをご紹介します。

  • 無印の薬用リップクリーム(無香料)

  • 無印のハンドクリーム(グリーン)

  • 資生堂MENのクリアスティックプロテクト

  • JINSの丸メガネ

  • KEYUKAのティッシュボックス

  • クレドの下地

  • Standard Productsの竹製のお盆

  • ユニクロのコットンワッフルプルオーバー

この辺りでしょうか。
全体的に昨年購入したものと比べ、手頃で、シンプルなものが多い気がします。

「買って良かったもの」の基準が昨年から大きく変化してます。
今年は、会社を退職したこともあり、周囲と比較し背伸びをして何かを購入することが本当に少なくなりました。

逆に、この10倍以上「捨てて良かったもの」があります。
意識的に断捨離をしようと思って生活をしていたわけではないのですが、今年は身の回りの環境が大きく変わったせいか、元々家に置いてた物たちに「違和感」を感じることが多くなりました。
それらは、私が本当に欲して手に入れた物ではなく、見栄やプライド、トレンドに身を纏わせ自分を着飾る必要があって、買わなければいけない物たちでした。

とはいえ、会社員をしていた当時も流行には比較的無頓着で、家にもあまり物を置く習慣はなかったのですし、常にシンプルさや機能で物を選んでいたし「周りに振り回されない自分のスタイルがある自分」として生きてきたつもりです。
そんな私でも、無意識に周囲の視線や評価を気にし、必要のない物でも買わざるを得ないように自分を強いてきたという事実が、今回の断捨離で明るみになり、多少なりともショックでもありました。

あの人よりも良い女と思われるために買った服
本質を知っていると思われたいがために買った上質な小物
好きな彼にドキっとさせるためのコスメ

買う時はどれも、どこか、切羽詰まっていたな。と思います。
そして、こういうものは、購入し誰かに見てもらったら役割を終えるので、値段の割に日の目を浴びることなく忘れます。
そして、得たかったものはどれも値段以上に得られることがなく、最終的に虚しさだけが残りました。

私が今年、違和感を感じ捨てた物はそういった物たちです。
私が過去に何かに怯え私らしくないことをした形跡みたいな物です。

それらをゴミ袋に詰め、袋を縛り、捨て、家に戻った瞬間、何か厄が降りたような、心に新鮮な空気が入ってくるような気持ちになりました。

そうして家に残った物たち。自分が本当に欲しいなと思って購入した物たち。
これらは、私が本当に必要としていて、私のために、私を私らしく生かしてくれるために側にいてくれる物です。

買った物や、家にある物が、自分の日常で、私を生かすためにしっかりと機能してくれている感覚があります。
唇が乾いたら、リップクリームを塗り、それで私はうるおい、心配事がまた一つなくなります。
手に、ハンドクリームを塗ると、好きな香りがして私を癒します。
私が私のために料理をし、それをお盆に乗せると、日々食事で自分をもてなしている感覚になり、それをしている自分を愛しくなります。
それは私にとってとても心地が良く、気持ちを更に前向きにしてくれます。
(余計な出費もなくなりました)

会社員時代は、パックの白ごはんをパックのまま、冷凍唐揚げを乗っけて食べていた。部屋にあるものは、あの時の私を助けてくれなかった。
あの時の私も、私を助けようとしていなかった。
カサカサの唇で、ボサボサの髪でなんで良いことが起こらないんだと泣いていた。
家にいろんな香りのリップクリームが何個もあったけど、使おうともしなかった。

今思い出すと、あるきっかけから、「なぜ良いことが起こらないんだ?」という疑問符を他に投げかけるのをやめ、自分で変わろうとしたタイミングがありました。
すぐには変わらなかったけど、ちょっとずつ自分の中の不純物を出し
必要な物を取り入れて、それを繰り返して、今があるんだと思います。

変わったのは、今年買って良かった物のラインナップだけではなく
私の内面も、私の周りの環境もです。

来年の今頃は、一体どんな風に変わってるだろう
買って良かった物、どんなラインナップになっているだろうか。
今から楽しみです、きっと今よりももっと自分が好きで、自分をよく知っていて。自分らしい物を買って、それらを慈しんでいるでしょう。
今の私なら、自然にそう思うことができます。

皆さんは今年買って良かった物、捨てて良かった物はありますか?

断捨離はいいぞ!というわけではないのですが、大掃除のシーズンですので、一旦「自分が本当に必要としているもの」「そうでないもの」を見分ける感覚を磨く機会を持っていただくと「私らしくないことしている、本当はこうありたい」が見えてくるかもしれません。
一体感のあるオーダーにもつながるかもです。

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