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巡り巡って

ピーターラビット展に行ってきた。
ピーターラビット、好きだった?
いえいえ、全く(笑)

推しの洸平くんが音声ガイドをしているので
それを聴くために行ってきた(笑)
我ながら、どうしちゃったんだーー!って感じだが
今はそれが楽しいのよ。

で、ピーターラビットがどうだったか、というと。

これがもうとっても可愛くて、
洸平くんの優しい声と相まって
すっかり癒されまくってしまった。

多分、私が子供の頃はまだそんなにポピュラーじゃなかったよね。
調べてみると、キューピーマヨネーズが1980年から
CMのイメージキャラクターとして使用し始めて、
きっとその頃から認知度があがったみたい。
その頃私はすでに成人してたから
キャラクターとして知ってはいたけど
ピーターの物語には触れることはなかったんだろう。

もし、うちに子供がいたら読み聞かせなんかしてたかもしれないな。
だって、大好きなイギリスのお話なんだから。

20代後半、私は人生の分岐点にいて
この先どうやって進んでいけばいいか見えなくなった時期があった。
だけど、何かに導かれるようにイギリスに語学留学することに決めた。

イギリスでの生活は、傷ついた私の心を癒してくれた。
その後も何度か分岐点はあったけど
イギリス留学を選んだことは間違いなく
私の人生の糧になってると今は思う。

イギリスでは南部の地方都市に住んでいたけど
学校のお休みには、イギリス各地を旅行していた。
中でも、ピーターの物語の舞台である
コッツウォルズは忘れられない思い出の地なのだ。
もちろん、作者のポターについては全く知らなかったので
「地球の歩き方」でさんざんおすすめ観光として記載されてた
ヒルトップ・ハウスにも行ってない。
それでも、湖水地方で過ごした数日は、
30年以上も前になるのに、
湖や木々、空の色さえも鮮明に覚えている。

いや、覚えてる、のではなく
思い出したのだ。

ずっとずっと忘れてたのに。

展示の最後、湖水地方の案内を見て
すっかり心があたたかくなった。

推しの声を聴きたいがために行ったけど、
思わぬ心の引き出しを開けてもらえて
いい1日になりました。



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