おとなの絵本『いつもの木曜日』を読んで
いつもの木曜日 著者 青山美智子
わずか約90ページの1冊に12のショートストーリーが収まった絵本仕立ての1冊
薄茶のチェック柄や
クリームイエローに白線だけて描かれた積み木
桜色のバックに桜の花びらが舞う
カラフルな縞模様のエアメール封筒や
苺の詰まったジャムの瓶など
ページをめくる度にさまざまな色を味わうことが出来る
ひとり、ひとりのストーリー毎に変わっていく風景。その上にのせられた文字の羅列
ストーリーの中にそれぞれの人生がみえる。
語りかけてくる言葉が心に響く詩集のような本
~マーブルカフェ マスターのひとりごと~
「楽しいこと」より「楽しみなこと」がたくさんある方が人生は幸せなんじゃないかと思う。
まだ起きてないことを「楽しみだなあ」って思える想像力が未来を作っていくものだと思う。
これからのことをワクワクしているとき
もうすでに少し体験しているようなものだからね。その高揚感が必ず次の楽しみを連れてくる。
~幼稚園教諭の泰子~
ある日横断歩道の前で
お喋りをする小学生のふたりの会話に
耳を傾け知ったのは
信号の青は「進むことができる」と知らされてるだけということを。
「進め」と命令されているのではないということを。
いつもの朝、いつもの横断歩道、いつもの信号は青 誰にも合わせなくていい。自分のルールで 胸をはって進むことが出来る道を
こんな言葉は、今までの悩みを打ち砕く言葉になり明るい明日が待っている
そんな風に思える。
なにかを決断するときや失敗したとき
気持ちを切り替える方法に全く違うことで表現した言葉に力をもらうことがある
古い自分のラベルを剥がして
新しいラベルに貼り替える。
それだけで替わっていく自分を受け入れていくようなイメージが出来る
~ワーカーホリック中の優~
生い茂ったミントをみて、その姿を色鉛筆を使って紙に残すとき、流れる音楽さえ聞こえないほど没頭する。それが至福の時間
緑が好き 葉が好き 絵を描くことが好きすぎる。「好き」と素直に感じるだけで体中が満たされる 神様ありがとう 私に「好き」をくれて
詩集の中の一節を読むようなこの文章が
今の私にも通じるモノを感じさせる
書くことが楽しくて、小さなことにも感謝して。そうだ明日は好きを10個集めよう
そして「好き」という最大のギフトを受け取っていこう。
最後に、この元となる本「木曜日にはココアを」も読まなくちゃね。
またまた増えていく読みたい本リスト(笑)
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