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話すことを大事にしてみたら今のままの私でも、新しい扉が開く?『すべて話し方次第』を読んで

『すべて話し方次第』著者 一田憲子


1964年生まれ。文筆家で女性誌や暮らし系雑誌やインテリア雑誌などで活躍
「暮らしのおへそ」では、編集や執筆まで手掛けていて、書籍も多数

以前、読んだことのある

『暮らしを変える書く力』

日々の暮らしの中の「見えてないこと」にスポットライトを当てて向き合うことの大切さを丁寧に伝えてくれる著者
こんな風に文章を書くことが出来たら・・・
この本を読むとライターとして25年以上やってきた著者の作戦に、まんまとははめられてしまった(笑)と気づく

文章を書くときの基本ルール
それは著者が無意識に培ってきたもの
・同じエピソードの文章を
そのルールに沿って書いたものとそうでないもの比べることで分かる違い
・効果的な擬音語の使い方
・「です、ます」調の文章の文末だけ語尾を変化させること等々
そして、表紙の『書く力』のシンプルだけど力強い文字に込められた気持ちはきっと本文の中の誰かに伝えるために書くことで
自分を発見することが出来ること
言葉としてアウトプットすることで無意識に芽生えていたことが意識のレベルに浮上し言葉として実を結ぶこと
そんな文章に繋がっている気がする
ブログなどで誰かに読んでもらう文章を書きたいと思っているそんな人にオススメInstagramに投稿していた。

そして、今回は読み終えたばかりの

『すべて話し方次第』では

ライター塾も開校し、当たり前だけれど
聞くこと、話すこと、書くことのプロである経験と人日々の暮らしの中から話すということに焦点を当て

1章 上手に話すってどういうこと?
2章 話し方でもっといい自分になれる
3章 「聞く力」で「話す力」をもっと伸ばす
そんな内容で話すこと伝える

目次を読むだけで、もう一度読みたいと思った時にも振り返りやすい構成

例えば
1章の「話すことがうまい人は咀嚼力とリンク力がある人」
2章 「どうしてもわかり会えない人とは深く話さず広く話す」「誰と話すかで変わる、話し方、聞き方のちょっとしたコツ」等々

🍀本のまとめ


無意識でやっている話すことをもう少し磨くことで手に入れことができるもの

話すことの第一の特徴は
会話するときに必ず存在する相手
話したことを聞いてもらい相手の話を聞く。この『聞く』ことが含まれる

第ニの特徴 
話すとは自分の内側を整理整頓
話すには思いを言語化しないといけないこと

ひとつひとつの体験をきちんと把握するために助けになるのが人に話すということ
説明という行為を通して私たちは自分の内側を整理し心の中の思いを定義し直す

「思い」に言葉を与えるということ
言語化しながら自分を掘り下げる作業は書くことに似ている

普段話さない自分の胸のおくにあるものを言語化出来たときに人は「ああ、この人と話して良かった」と思える。流れるようにスラスラと話せなくても、つっかえながらも自分の言葉にのせることが会話を楽しむコツ

🍀感想
今まで、私は人と話すのは得意ではないと思ってきたけれど、自分の気持ちや考えていることを伝えるのは実は苦手ではなく当たり前にしっかり出来ている事実 
人の話を聞くことが苦手、実はそれって初対面や共通の話題がないとき。

なんとなくの質問ではなく
その人のことを知りたいと思って聞く
「本気の質問」をすることで共通点も見つけられる

『話す』ことを大事にしてみたら、今のままの私でありながら新しい扉が開く

そんな冒頭の言葉を実感出来るときが近くに

最後に

聞き上手が話上手


なんてことわざがある
これからは、私の座右の銘にしようかな
この本の言葉でないという事実。
こんなオチでごめんない(笑)


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