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誰が見ているかわからない:手抜きは厳禁!

はじめに

改めまして、M.Jです。
M.Jの仕事(人生)において「考え方」や「行動」を180度変えてしまった「大きな出来事」について書きます。

この当時、仕事は「かなりの苦痛」を伴うものでした。著しく、仕事の経験が不足していて「学ぶことがいっぱいだった」記憶があります。
医療関係で仕事をしていましたが、現場では「教科書では学べないこと」を勉強することが多くありました。

今回は「今となっては、ものすごく良い経験となった出来事」について書きます。
約15年〜20年以上前の出来事なので、あいまいな部分はあります。ご了承いただけると有り難いです。

ご家族に見られながらの仕事:一所懸命にするしかない!

約20年前、療養型の病院(以下、A病院)で勤務していました。私は新人ということもあり「右も左もわからない状態」で少しずつ仕事を覚えるしかありませんでした。
そんな中、急に経験年数10年以上のベテランの職員(以下、◇さん)が退職することとなりました。私はかなり驚いてしまった状態だったのですが、◇さんすぐに「担当の利用者の訓練内容の引き継ぎをします」と言い出しました。

何も考えられないまま、翌日から「引き継ぎ」は行なわれました。最も厳しいことは、A病院では主に◇さんが「外来の利用者」を担当されていたことです。A病院では私以外ほとんど「既婚者」で多忙な状態、唯一の独身の職員は「利用者とトラブルがあっていた最中だった」ので、私が「外来の利用者」を引き受ける必要性があったのです。
当時、1年目で「外来の利用者」を担当する職員は少なかったと思います。かなり難しい業務を任されたと思います。

このA病院は「山の近く」にあったので、障がい者1人では「通院が厳しい」という立地条件が悪い場所(急な坂の上)にあったのです。介護をしている家族の方(以下、家族のかた)が「自動車で送迎しないといけない」という状態でした。
利用者の通院に「必ず家族がついている」という状態で、訓練には「常に家族がついている」という「ものすごい緊張を強いられる」状態だったのです。
いわゆる、常に「見られながらという状態」で仕事をしなければなりませんでした。当時、私は「外来の利用者」を約8人担当していたと思います。《このほかにも入院の利用者も担当していました》
前述したように「外来の利用者」には、必ず「家族のかたがついている状態」だったので「気を緩めること」は一切できませんでした

私の「1つ1つの言葉や行動がものすごく大事!」「技術よりも熱意!」という感じで「緩むことのない仕事」をしていました。
「熱意」をもって頑張らないと「クレームがくる(文句を言われる)という緊張感」でいっぱいでした。
『見られる』ということの「恐怖」を感じながら、日々の仕事をしていたのです。

今となっては、この経験があって良かったと思います。
誰が見ているかわからない」ので、「常に気を抜いてはいけない」と言い聞かせながら今も仕事をしています!

抜き打ちでの『見廻り』は効果が絶大!

抜き打ちはごまかしを発見する効果が大きい!

皆さんに質問します。「抜き打ち」という言葉をご存じでしょうか!
私も少しだけ知っていましたが、Googleでしっかり調べてみると「かなり深い意味」があると感じさせられます。一緒に見ていきましょう。
抜き打ち
①語源:どのような状態からでも鞘から刀を抜くと、同時に斬りができること
《居合い抜きという剣術》
②意味:事前のお知らせをしないで事を行うこと
《予告なしに行なわれる物事》
上記の意味があり、場合によっては「寒気がするイメージ」もあるようです。
今回は、私が実際に体験した「抜き打ちでの行動」について書きます。

約15年前、前述した病院から転職して療養型の病院(B病院)で勤務していました。
当時、B病院は「中規模の一般の病院」から「療養型」に切り替える時期でした。
まだ「リハビリ」の部署がなく、私は「リハビリ」の部署の立ち上げに関わっていました。通常業務に加えて「部署の立ち上げ」だったので、比較的多忙だったと思います。
私は、著しく要領が悪かったので「サービス残業」をして、部署のことについて考えていました。

ある日、デイケアの介護職のかたから「呼び出し」がありました。いきなり「利用者に対するミーティングを行なう」ということだったので、デイケアに移動して「話し合いを30分程度」していました。

誰だー、電気をつけっぱなしにしているのはー!
自分の家だったら、電気は消していくのではないのかー!
突然、B病院の理事長が200m離れた位置からでもわかるくらいの大きい声で、相当怒っていました。
誰もいないのに「リハビリ室の電気をつけっぱなし」にしていました。

私が「全体を把握していなかったために起こった、大きな失敗!」です。
明らかに「気の緩みが原因」の失敗です。「緩みすぎるとロクなことはない」と思わされた出来事です。

ここでお伝えしたいのは、常に「誰が見ているかわからない!」という『抜き打ち』があるという考えをもっていないと「どえらい事になる!」ということです。
上層部の人たち(例えば社長)に見られても「不適切な部分は無いですよ!」と言えるような「緊張感たっぷりの業務をしていかなければならない!」としっかり「意識していくこと」です!

この『抜き打ち点検』には、ものすごくキツイ思いをしました。しかし、『抜き打ち点検』のおかげで「誰が見ているかわからない」という「緊張感」をもって仕事ができるようになりました。
今でも、この日のことを忘れずに常に「緩むことのない気持ち」で仕事をしています!

この記事をご覧の皆さん、ある程度仕事の経験年数のある人に対して「気が緩んでいる」と感じた時は『抜き打ちによる見廻り』が効果的です!
「経験年数のある人が起こすデメリット」は、一気に解消されます!

以下の2つの文献は、抜き打ちのことに対してわかりやすく書いてあります。ご覧いただけると有り難いです。

参考:名古屋刀剣ワールド(東建コーポレーション):日本刀が由来の


参考:イージーハイジーン:保健所による飲食店の抜き打ち検査とは?

GPSのように『見られる業務』のプレッシャー!

皆さん、いかがでしたか?
M.Jの若い時の経験、今となっても「忘れられない良い経験」について書きました。

仕事中「これは、気が緩んでいるな」と思った時、「誰が見ているかわからない」という「緊張感のある思考」はものすごく大事です!
企業でいえば「社長・会長」、医療や福祉の分野では「院長・施設長」から「見られている」というプレッシャーを感じながら仕事をしていくと・・・、「あの時は、気が緩んでいたので」という言い訳は言えなくなるのではないでしょうか!
ただし、常に緊張していると「精神状態が悪化する」ことも考えられますので、仕事中でも「OFF(オフ)」の時間はあったほうがいいと思います。

今回は、あえて「手抜きのデメリット」について掘り下げました。仕事において「誰が見ているかわからない」という、ある程度の「緊張感」は必要です!
そうしていかないと「いつの間にか悪いことをしていた」「明らかに不適切な行動をしていた」といったことになりかねないので注意が必要です!
以上、「手抜きは厳禁:誰が見ているかわからない」でした。

ご覧いただき、どうもありがとうございました!
今後とも、M.Jの記事をよろしくお願い致します。

補足事項

以下は、TANOSHIKA CREAITVEの「AKARI」のサイトです。素敵なライターたちが記事を書いています。ご覧いただけると有り難いです。
推奨サイト:AKARI

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