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【ネタバレ無し】ゴジラ-1.0は観に行くべきか?-「ゴジラ-1.0」感想

ゴジラ-1.0
普段は洋画メインで実写の邦画は殆ど観ない為、今回も見送る予定だったのだがあまりにも評価が高いので観に行ってきた
早速タイトルの問いに答えよう
ゴジラ-1.0は観に行くべきなのか

無論、今すぐ劇場に行って観にいくべきである
なぜか?
これが日本人による日本人の為に作られたjapameseゴジラだからである
ここからはネタバレなしでなぜ観に行くべきなのかについて自分の感想を踏まえながら説明させて頂く

あらすじ・キャスト

戦争により、先進国から「無」の状況に陥ってしまった日本。だがそこへゴジラが現れ、日本を「無」から「マイナス」の状況へとさらに落とし込んでいく。

監督は数々の賛否両論を生み出してきた“日本”映画界のヒットメーカー山崎貴
主演は神木隆之介、ヒロイン役は浜辺美波
その他出演として、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介と実力派キャストが脇を固めた

今作の素晴らしいところ

時代設定

今作の素晴らしいところは主に3点ある
1点目はこの戦後という時代設定だ
太平洋戦争によって本土は焦土と化して正しくゼロの状態というのが、そこから更にゴジラがやって来てならの絶望感を増幅させている
また主人公の敷島(神木隆之介)は元特攻隊でありながら、特攻隊で死ぬことから逃げた、自分だけ生き残ってしまったというマイナスを抱えており、ここでもゴジラと立ち向かう時のカタルシスを際立たせている
この時代設定は間違いなく、「永遠のゼロ」「ALWAYS 3丁目の夕日」などで日本の戦後に向き合ってきた山崎貴監督でないと描くことが出来なかっただろう
ゴジラ×戦後というある種の原点回帰とも言えるイリュージョンを実現し、日本人の為のゴジラを制作してくれた山崎貴監督には賛辞を贈りたい

ビジュアル

冒頭からラストまで終始素晴らしいと思うのがゴジラのビジュアルだ
日本だけでなく、既に世界ブランドとしてハリウッドでも何度か映画化されているゴジラだが、ゴジラファンでない自分でもビジュアルに関して正直いまいちと感じることが多い

「ゴジラvsコング」より
「シン・ゴジラ」より

そんな中で今回のゴジラはちゃんとゴジラだった

何度見ても素晴らしい
神々しさも残しつつもあくまでもモンスターではなく怪獣というこの絶妙なニュアンスが見事に表現されている
同時に、ゴジラが海、陸で暴れ回る時のVFXも迫力満点でハリウッドに対しても全く引けを取らない出来だった
絵力で安っぽさを感じるということは殆どないことをこのTJが保証する

押さえるべきところはしっかりと押さえる

ここまで褒めちぎりまくっているが、もちろんツッコミどころや山崎監督ならではのアクはあるにはある(※あえてここでは言及しないが)
しかしそれを差し引いてもゴジラ映画において押さえるべきポイントをしっかりと押さえているのが素晴らしい
ここについては言いたいのは山々なのだが、感動を奪ってはいけないので是非劇場で確認して頂きたい

総評

感想としては奇しくも庵野秀明監督とほぼ一致した
突っ込みどころはあったけど、エンタメ作品としてはめっちゃ面白かった!!!

いつもの如く⭐︎5満点で採点するなら⭐︎4.5
紛れもない大傑作だ
そして、この映画はかなり見やすく作られているので老若男女あらゆる世代で楽しめる作品だと思う
予備知識などは必要なく、過去作の予習などをしなくても楽しめるので安心して劇場に突入してほしい
※今作とある意味で対となる庵野秀明監督のシン・ゴジラを見ておくと比較できて面白いかもしれない

ということで今回はここらへんで失礼する
普段から新作、旧作問わず映画レビューしているので良かったらスキ、フォローの方も是非
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では!

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