ADHDの息子を25年育ててきた話 ②生きてる!

①はこちら↓↓↓


それから数時間眠っていたようで…

目覚めて第一声が、

「赤ちゃんは?」

まずは子供の安否確認ですよね。

かなり危険な状態だったけど、心臓マッサージで息を吹き返したらしく、今は元気にしてるけど、念のために保育器に入ってるから、すぐには会えないとのことでした。

あぁ、でも無事だったんだー!
ってか私も生きてるし、とりあえずよかった。
生きてる!
助けてもらえた!ありがたい‼️

その時は、アプガースコアとか専門用語はわからなかったけど、5点/8点でした。


目覚めて少しして、医師から説明があり、

常位胎盤早期剥離

だったそうで、先生も助産師さん、看護師さんも初めてのケースだったとか。

⚫︎あの時、お母さんの判断ですぐに病院に来てくれて良かった、もう少し遅かったら母子共に危なかった。

⚫︎普通は先に赤ちゃんが産道を通ってから胎盤が剥がれるのに、原因はわからないがお腹にいる間に胎盤が剥がれかけてしまい、そこから出血した。

⚫︎たまたま子宮口が少し開いていて、破水したから気付いたが、これで破水してなかったら気付かないまま胎児が亡くなっていた可能性が高い。

などなどご説明頂き、輸血に関しては、ちょっと足りないかもだけど鉄剤で行けそうな気もするし、輸血はしない方向で、

「健康な方ですからね、若さと鉄剤で乗り切って下さい!」

ということでした。

(→実際乗り切りました笑)


翌日、保育器から出てきた息子に会えて嬉しかったし、生きてて良かったと心底思えました。


息子に会えたこの日、初めてお目にかかる助産師さんや看護師さんが入れ替わり立ち替わり、

陣痛はあったのか、お腹の張り方や痛みはどうだったか、胎動の有無等、出産前日と当日の状況を聞いて行かれました。

以前、「たまごクラブ」で読んだ、出産の異常のページにも常位胎盤早期剥離って書いてあったなー、でも確か、腹部の激痛があるようなことが書かれてあったと思うけど、異常な張りはあったけど痛みは感じなかったんだよな、異常分娩の経過もケースによって違うってことか。
だったら異常を察知してる妊婦本人しかわからんよね。

なんて考えながら過ごしました。


ちなみに、帝王切開当日にはいなかった助産師さんから、

アプガースコア最初は5点だったから悪い状態だったけど、次に8点になってるし今も赤ちゃんは元気にしてるから、小児科の先生は「異常なし」と診断されてます。
だから、もし今後お子さんに何らかの異常が出てきたとしても、それはこちら(病院側)の責任ではない、ということだからね。


と言われ、何となくモヤっとした記憶があります。

これが後々ずっと引っかかって、忘れられない一言になるのです。


それにしても、後陣痛と傷口の痛みがキツかったー。

でもこれ、帝王切開したママはみんな経験してるんだよなー、辛すぎるー!
こんな痛いのに歩かないといけないとか、泣きそうになりながらも頑張った気がします。

そういえば、産後、歩行可能になって真っ先に体重を計ってみたのですが、驚くべきことに帝王切開前日の体重から6㎏以上も減ってました!

赤ちゃんが3,000gほどだったので、胎盤や羊水が無くなったのを考えても、他に何が無くなったんだろう?それだけ血が出たってこと⁉︎

考えてもさっぱりわかりませんでしたが、とにかく妊娠前の体重より軽くなりました。

この病院では基本的に母子別室だったので、入院中はよく眠れたし、上げ膳据え膳で楽させてもらって、産後の回復、傷口の回復も順調でした。


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