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自分で選択する人生への挑戦➁~心のモヤモヤと向き合う~

自分の中のもやもやと向き合う

「仕事を辞める」という選択に、1mmの迷いもなくなった私は、びっくりするくらいスッキリした気持ちになった。(詳しくは2023年5月23日~6月1日の投稿参照)
「私は自由なんだ。何を選んでもいいし、何でも選べるんだ。」と心が晴れ晴れとするのを感じていた。

不安よりも、「これからどうなるんだろう。何が待っているんだろう。」というワクワクの方が強かった。

そして、ようやく自分が長年抱き続けてきたモヤモヤの正体と、きちんと向き合う時が来た。

モヤモヤの正体は、「自分が『今、これをやってます』』と胸をはって言えるようなことがしたい。」「一緒にいて、尊敬できるような人と働きたい。」「そういう仲間が欲しい。」「寝食を忘れるほど、没頭することができることを探したい。」「充実感が欲しい。」という思いだった。

まるで10代の子が言いそうなセリフだが、仕方ない。
これが30年間、私の胸の奥にあったモヤモヤの正体だった。

10代の頃のこういう気持ちをずっと持ち続けることができていたら、もっと満足する人生を歩むことができていたのではないか、という気持ちは確かにある。
30年近くの月日を、自分が望むことと違うことに費やしてきたのだ。

しかし、「与えられた環境でベストをつくす」という考え方を変えるのに、30年近くの歳月と、ある種のショック療法のような体験が必要だったということなのだろう。
何より50代が目前に迫り、「これ以上、この生き方を続けたくない」というタイムリミットのようなものが背中を後押ししたのは間違いない。

とはいえ、具体的に「これをやっていきたい!」ということがあって仕事を辞めたわけではないので、大海に放り出されたも同然の状態だ。

やっと冒険にでる覚悟を決めたというだけで、まだ一歩も進んではいない状態だった。

(つづく)







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